フランス国立科学研究センター(CNRS)調査団がNIMSを訪問

2023.03.20 更新
2023年2月13日、フランス国立科学研究センター(CNRS)物理学研究所のThierry DAUXOIS博士 (所長) 、Benoit DEVINCRE博士 (副所長 (研究担当) ) 、Dr. Frederic PETROFF (副所長 (研究担当) )とCNRSの東京事務所スタッフ2名がNIMSに来構されました。

来構時にはまず、NIMS理事長、理事他を交えた会談の席上、今後の連携の可能性について意見交換が行われた後、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)、磁性・スピントロニクス材料研究拠点(CMSM)、構造材料研究拠点 (RCSM) 研究施設見学が行われました。
この施設見学では、
谷口 尚 NIMSフェローから 「Belt-type High pressure apparatus for synthesis of quantum materials」に関する研究成果の紹介がなされたほか、
三谷 誠司 磁性・スピントロニクス材料研究拠点 拠点長から「Tunnel magnetoresistance: Fundamentals and MRAM application」に関する研究成果の紹介や
大村 孝仁 構造材料研究拠点 副拠点長から 「Nano-mechanical characterization of fine-structured materials」に関する研究成果の紹介がなされました。
そのうえで、今後の共同研究の可能性について直接意見交換も行われました。

CNRSはフランス最大の基礎研究機関であり、総スタッフ数は31,000人を超えています。 CNRSの名誉上級研究員であり、パリ・サクレー大学およびエコール・ポリテクニックで教授を務めるアラン・アスペクト博士は、量子情報科学 (「量子もつれ」) の研究で2022年のノーベル物理学賞を他の2人とともに受賞した一人でも知られています。
そのなかで物理学研究所は、CNRS傘下にある10の研究所の1つであり、主として以下の2つの研究分野における活動が中心をおいています。
〇 基礎法則、光学、レーザー
〇 物性物理学・ナノサイエンス

今後のCNRS物理学研究所とNIMSの一層の連携強化が期待されます。

CNRSからの来構者のみなさんとの会談の様子.


CNRSからの来構者のみなさんと理事長、理事ほかNIMS関係者のグループ写真.


CNRS物理学研究所の所長、2名の副所長他に研究紹介をする三谷副拠点長.


CNRS物理学研究所の所長、2名の副所長他に研究紹介をする大村副拠点長.


CNRS物理学研究所の所長、2名の副所長他に研究紹介をする谷口フェロー.




お問い合わせ先

グローバル中核部門 グローバル連携室
TEL: 029-859-2477
E-Mail: academic-collaboration=nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)