IITH支援コンソーシアムにてこれまでの連携活動経緯を報告
2023.03.13 更新
2023年3月7日、外務省南西アジア課からの依頼により、NIMSグローバル中核部門 グローバル連携室 岩澤室長がインド工科大学ハイデラバード校 (IIT-H) 支援コンソーシアムにおいて「NIMSにおけるこれまでのIIT-Hとの連携活動」と題した講演を行いました。
インド政府は、IIT-Hの新キャンパス施設のうちIIT-Hの教育・研究環境の中核となるような学科棟、大講 義棟、図書館などの施設整備に対して、円借款による日本の支援を日本政府に要請しました。これを受け、IIT-Hの新キャンパス施設のうち日印の人材交流のシンボルとなりうる6施設 (国際交流会館、学生 会館、ビジネス・インキュベーションセンター、国際会議場、総合研究センター、中央図書館) に対し て、「FRIENDSHIP」 (JICA) プロジェクト (英文名称 : “the Project for Future Researchers at IITH to Enhance Network Development with Scholarship of Japan”) を通じて支援が実施されてきました。
6つの建物は、2023年8月には完成する予定です。これを受けて、完成した建物を有効に活用した人的交流・学術交流を促進する「FRIENDSHIP 2」 (JICA) プロジェクトが、昨年より開始されています。
加えて、外務省が主管し、大学 (東京大学、大阪大学、慶應義塾大学 ほか) 、民間 企業、総務省、文部科学省、国際交流基金、JICA がメンバーとして参画し、オールジャパン体制での 産官学による効果的なIITH 支援の実現に向けた活動をIIT-H支援コンソーシアムとして続けています。
支援の具体例として、企業ではインターンシップ受け入れ、採用検討、大学では博士課程への進学機会の提供を行うなどの活動を行っています。 NIMS も2021 年からこのコンソーシアムに参加しました。
インド政府は、IIT-Hの新キャンパス施設のうちIIT-Hの教育・研究環境の中核となるような学科棟、大講 義棟、図書館などの施設整備に対して、円借款による日本の支援を日本政府に要請しました。これを受け、IIT-Hの新キャンパス施設のうち日印の人材交流のシンボルとなりうる6施設 (国際交流会館、学生 会館、ビジネス・インキュベーションセンター、国際会議場、総合研究センター、中央図書館) に対し て、「FRIENDSHIP」 (JICA) プロジェクト (英文名称 : “the Project for Future Researchers at IITH to Enhance Network Development with Scholarship of Japan”) を通じて支援が実施されてきました。
6つの建物は、2023年8月には完成する予定です。これを受けて、完成した建物を有効に活用した人的交流・学術交流を促進する「FRIENDSHIP 2」 (JICA) プロジェクトが、昨年より開始されています。
加えて、外務省が主管し、大学 (東京大学、大阪大学、慶應義塾大学 ほか) 、民間 企業、総務省、文部科学省、国際交流基金、JICA がメンバーとして参画し、オールジャパン体制での 産官学による効果的なIITH 支援の実現に向けた活動をIIT-H支援コンソーシアムとして続けています。
支援の具体例として、企業ではインターンシップ受け入れ、採用検討、大学では博士課程への進学機会の提供を行うなどの活動を行っています。 NIMS も2021 年からこのコンソーシアムに参加しました。
発表のポイント
初めに、これまでのIIT-H学長Murty教授とNIMSの繋がりをもとに、2019年11月12日 (火) IITHと機関間MoUをNIMSにおいて締結したことが説明されました。
それに続き、次の1. から10. に示す連携活動に関する報告がされました。
発表後には外務省南西アジア課の地域調整官より「連携が上手く進んでいるようで嬉しく思う。」とのコメントをいただきました。
それに続き、次の1. から10. に示す連携活動に関する報告がされました。
- 2020年1月 国際連携大学院協定を締結。
- 更なる連携強化を目的にIIT-HとNIMSの共同研究センターを設立し、オンライン調印式を実施。
- 共同研究センター設立を記念し、日印共同同時プレス発表を実施。
- 共同研究センター設立後に初めてIIT-Hから受け入れた教員と学生の紹介。
- JSTさくらサイエンスプランの助成を受け、IITの3大学とオンラインワークショップを実施。
…室長より、NIMSとIIT-Hのコアな連携を、他のIIT大学とのグローバルな連携活動へと拡大することを目的に、JSTのさくらサイエンスプログラムの助成を受けて、IIT-H、IIT-グワハティ (IIT-G) 、IIT-バラナシ (バナーラスヒンドゥー大学 (IIT-バラナシ) ) とオンラインワークショップが開かれたとの報告がありました。 - JICA Friendship 2 Research Grant Academic Collaboration (AC)活用例の報告。
…NIMSとIIT-H教員の共同研究提案に対して、IIT-H側に資金を提供するJICAフレンドシップ2 研究助成制度に採択されました。これをきっかけとして、大学院生をNIMSに派遣する際の具体的な研究計画についてIIT-H教員とNIMS研究員との間で協議が行われ、新たな共同研究がスタートしたことが報告されました。 - 2023年度にIIT-HからNIMSの長期滞在者として受け入れる教員と学生の紹介。
- NIMS理事長がJSTから日印大学 (学長級) フォーラムへの出席依頼を受けたことの紹介。
- 日印大学 (学長級) フォーラム翌日、フォーラム参加者数名がNIMSを訪問。
…この機会を利用して、昨年末の新規に協定を締結したIIT-マドラスの関係者とも今後の取り組みに関する意見交換がなされました。 - まとめ、今後の連携方針。
発表後には外務省南西アジア課の地域調整官より「連携が上手く進んでいるようで嬉しく思う。」とのコメントをいただきました。
お問い合わせ先
- グローバル中核部門 グローバル連携室
-
TEL: 029-859-2477
E-Mail: academic-collaboration=nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)