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■国際イベリアナノテクノロジー研究所(INL)と共同研究契約を調印



 平成21年5月21日付けにて、独立行政法人物質・材料研究機構(National Institute for Materials Science, NIMS:岸輝雄理事長)は、国際イベリアナノテクノロジー研究所((International Iberian Nanotechnology Laboratory, INL:Jose Rivas Rey所長)と共同研究協力に関する契約を調印しました。
 今回の共同研究契約では「AuとAgクラスターの幾何学的構造並びに電子構造の研究(Study of the geometrical and electronic structure of Au and Ag clusters)」に関するNIMSとINLとの研究協力を推進することを目指しています。NIMSではナノ計測センター(Advanced Nano Characterization Center, ANCC: 藤田大介センター長)が担当します。
 INLは、スペインとポルトガルが共同でイベリア半島西側のブラガ(ポルトガル)に設立した国際ナノテクノロジー研究所であり、2009年7月に開所式が執り行われた最新の研究所です。INL所長のRivas教授は、貴金属系のメタルクラスター研究の第一人者であり、既にベンチャー企業(NANOGAP)を設立するなどナノイノベーションを積極的に推進しておられます。今回の共同研究調印を契機に、NIMSとINLとの間における緊密な研究情報交換、研究者の人的交流、共同研究の拡充、共同ワークショップ開催などを推進し、ナノ材料科学における我が国とスペイン・ポルトガルとの研究交流に貢献したいと考えています。




 共同研究契約の調印を記念して(2009年NIMSにて)
左:Jose Rivas Rey 博士(INL所長)
右:藤田大介博士(NIMSナノ計測センター長)

INL http://www.iinlrecruitment.com/index.php