開催趣旨
物質・材料研究機構(NIMS)ナノテクノロジー基盤領域に属するナノ計測センター(Advanced Nano Characterization Center, ANCC)は、第二期中期計画(平成18年度〜22年度)における20プロジェクトの一つを担当し、物質・材料の研究と開発に資するナノ計測技術の高度化を目指しております。表面〜表層から固体内部に至るナノスケール計測、非晶質にも対応可能な原子配置精密計測技術、超高速現象に対応可能な時間分解計測技術など、様々な極限的な計測基盤技術を開発し、多様な先端物質・材料の研究開発に応用しています。手法としては、プローブ顕微鏡、電子顕微鏡、表面電子分光、フェムト秒時間分解計測、強磁場核磁気共鳴(NMR)などの材料計測手法を基盤としています。この度、第三回目となる公開の研究成果発表会を開催いたしますので、関係各位の皆様にご案内申し上げます。
本年度の研究成果発表会では、「材料のイノベーションを切り拓く計測技術へ」を主題としました。ナノテクを活用した材料研究を推進する立場から、イノベーションを見据えた基礎から応用までの研究成果を報告したいと思います。当センターに属する研究者による最近の成果を口頭発表もしくはポスター講演にて発表しますとともに、先端計測分野における第一人者による基調講演を企画しております。ナノ計測に携わる研究者の交流の場として、新たな連携と協同の関係を築きたいと考えておりますので、皆様、多数のご参加をお願い申し上げます。
開催日時と開催場所
- 日時:2008年11月18日(火)10:00〜17:00
場所:物質・材料研究機構千現地区 研究本館第1会議室
定員:70名
交流会:17:15〜19:00
参加申し込み
- <申込方法>下記のいずれかの方法でお申し込みください。
・参加申し込みフォーム → コチラ
・e-mail:ancc(アットマーク)nims.go.jp
(氏名、所属、TEL、e-mailを明記してください)
<参加料>
無料(交流会費:3000円)
---お問い合わせ先---
(独)物質・材料研究機構ナノ計測センター事務局
TEL 029-859-2000 ext6546 Fax 029-859-2801
e-mail:ancc(アットマーク)nims.go.jp
プログラム
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アブストラクトはこちら
9:15- | 開場 受付開始 | ||
10:00-10:10 | 開会の挨拶 | ||
10:10-11:00 | 基調講演 | 志水隆一(国際高等研究所上級研究員) | 「カソード陰極開発に見る表面科学の原点−消え去ろうとしている白熱電球への惜別−」 |
11:00-11:30 | 研究成果1 | 石岡邦江(超高速現象計測グループ 主幹研究員) | 「コヒーレントフォノンを利用した超高速電子格子相互作用の研究」 |
11:30-12:00 | 研究成果2 | 清水禎(強磁場NMRグループ グループリーダー) | 「強磁場固体NMRの開発と応用」 |
12:00-13:00 | 昼食/休憩 | ||
13:00-14:00 | ポスター展示発表 | プログラムはこちら | |
14:00-14:30 | 研究成果3 | 藤田大介(先端プローブ顕微鏡グループ グループリーダー) | 「ナノプローブテクノロジーによる表面低次元マテリアルの創製と評価」 |
14:30-15:00 | 研究成果4 | Oscar Custance(ナノメカニクスグループ グループリーダー) | 「Applying atomic force microscopy to clarify problems in materials science」 |
15:00-15:30 | 研究成果5 | 田沼繁夫(先端表面化学分析グループ グループリーダー) | 「表面分析用電子輸送シミュレータの開発.物理パラメータと計測法の高精度化」 |
15:30-15:50 | コーヒーブレイク | ||
15:50-16:20 | 研究成果6 | 木本浩司(先端電子顕微鏡グループ 主席研究員) | 「走査透過電子顕微鏡による超先端材料評価手法」 |
16:20-16:50 | 研究成果7 | 竹口雅樹(先端電子顕微鏡グループ 主幹研究員) | 「先端透過電子顕微鏡要素技術開発と材料研究」 |
16:50-17:00 | 閉会の挨拶 | ||
17:15-19:00 | 交流会(会費3000円) |