16:00-17:00
強磁場NMRを利用した炭窒化ホウ素(BCN)の局所構造解析
丹所 正孝(強磁場NMRグループ主幹研究員)
- 当機構と神戸製鋼所との共同開発によって完成した、世界最高磁場クラスの930MHzNMR装置について、科学技術振興調整費プロジェクト「新機能材料開発に資する強磁場固体NMR」(平成16年度〜18年度)等により、実材料の構造解析に用いることのできるNMRの開発と利用の研究をおこなってきた。本セミナーでは、強磁場NMRを用いた材料の構造解析について、ごく簡単に原理を紹介する他、アモルファス状のメソポーラスな炭窒化ホウ素(BCN)の構造解析を具体例に他の測定法と比較した利点その他などを紹介したいと思います。