16:00-17:00
ダイアモンドとグラファイトのコヒーレント光学フォノン
石岡 邦江(ナノ計測センター超高速現象計測グループ)
- 最近の物質科学とナノテクノロジーの発達により、カーボンナノチューブや超伝導ダイアモンドなどの炭素物質に新たな注目が集まっている。これらの新しい炭素物質をデバイスとして機能させるうえで、電子およびフォノンの物性、特にその超高速光応答に関する知見は不可欠である。近年、10フェムト秒を切る超短パルス光を光源として用いることにより、炭素物質の光学フォノン(C-C伸縮振動)と光励起電子との相互作用を時間分解で観測することが可能となってきた。
本講演では、固体のフォノンダイナミクスを探索する実験手法としてのポンププローブ反射率測定、およびそのダイアモンド、グラファイトへの応用を紹介する。
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