高特性Sm-Fe-N系バルク磁石の組織と磁気特性
マグネティックス研究会
Abstract
Sm2Fe17N3化合物は高い磁化と異方性磁界,キュリー温度を有することから,高特性磁石材料として検討されている。本研究では,Sm-Fe-N系粉末の高保磁力・高エネルギー積を実現するため,原料粉末の低酸素化,バインダー材の高分散化に取り組んだ。その結果,高特性Sm-Fe-N系バルク磁石を作製することができた。本講演ではその磁気特性と微細組織の関係を報告する。
その他特記事項
本研究の一部は,未来開拓研究プロジェクト/次世代自動車向け高効率モータ用磁性材料技術開発プロジェクト(MagHEM)ならびに文部科学省の委託事業である元素戦略磁性材料研究拠点(ESICMM)の支援を受けたものである。