高輝度軟X線MCDによるNd-Fe-B永久磁石粒界相の高温磁気特性評価
日本金属学会2014春期(第154回)講演大会
概要/Abstract
Nd-Fe-B永久磁石の保磁力向上には、主相結晶粒間の磁気的結合を分断することが有効であると考えられている。
したがって、より高性能な磁石を創製するためには、粒界相の磁気特性を調べる計測技術の構築が必要不可欠である。
特に、近年、ハイブリッド自動車の駆動モーター材料としての需要が高まっており、200℃付近の高温下での粒界磁気特性の解明が課題となっている。
これまでに、主相結晶粒間に存在する厚さ数 nmの二粒子粒界相が強磁性を示すことが明らかになっている。
本研究は、この粒界相の高温下での磁気特性が、添加元素や最適化熱処理に依存して、保磁力とどのような関係にあるかを明らかにすることを目的としている。
講演では、軟X線磁気円二色性分光(MCD)実験を用いてNd-Fe-B焼結磁石の二粒子粒界相の高温磁気特性を解析した結果を示す。
したがって、より高性能な磁石を創製するためには、粒界相の磁気特性を調べる計測技術の構築が必要不可欠である。
特に、近年、ハイブリッド自動車の駆動モーター材料としての需要が高まっており、200℃付近の高温下での粒界磁気特性の解明が課題となっている。
これまでに、主相結晶粒間に存在する厚さ数 nmの二粒子粒界相が強磁性を示すことが明らかになっている。
本研究は、この粒界相の高温下での磁気特性が、添加元素や最適化熱処理に依存して、保磁力とどのような関係にあるかを明らかにすることを目的としている。
講演では、軟X線磁気円二色性分光(MCD)実験を用いてNd-Fe-B焼結磁石の二粒子粒界相の高温磁気特性を解析した結果を示す。