軟X 線MCD によるNd-Fe-B 永久磁石粒界相の高温磁気特性評価
第37回 日本磁気学会学術講演会
保井晃 ( JASRI )
小谷佳範 ( JASRI )
木下豊彦 ( JASRI )
中村哲也 ( JASRI )
宝野和博 ( NIMS )
広沢哲 ( NIMS )
概要/Abstract
永久磁石の保磁力向上のためには、主相の結晶粒同士の磁気的結合を分断することが有効であることが知られている。
したがって、より高性能な磁石を創製するためにも、粒界相の磁気特性を調べる計測技術の構築が必要不可欠である。
特に、実用上、200℃付近の高温下での粒界磁気特性の解明が重要である。
本研究では、高温下での粒界磁気特性が、添加元素や最適化熱処理(アニール)に依存して、保磁力とどのような関係にあるかを明らかにすることを目的としている。
そこで、軟X 線磁気円二色性分光(MCD)実験を用いて、Nd-Fe-B 焼結磁石のアニールの有無で生じる高温域での粒界相の磁気特性変化について調べた。
したがって、より高性能な磁石を創製するためにも、粒界相の磁気特性を調べる計測技術の構築が必要不可欠である。
特に、実用上、200℃付近の高温下での粒界磁気特性の解明が重要である。
本研究では、高温下での粒界磁気特性が、添加元素や最適化熱処理(アニール)に依存して、保磁力とどのような関係にあるかを明らかにすることを目的としている。
そこで、軟X 線磁気円二色性分光(MCD)実験を用いて、Nd-Fe-B 焼結磁石のアニールの有無で生じる高温域での粒界相の磁気特性変化について調べた。