超分子グループ

Supermolecules Group

フラーレンのナノ超分子集合構造の作製

中西尚志    NAKANISHI.Takashi@nims.go.jp    
ユニークな光学的 ・ 電気的特性を示すナノカーボンの代表例 "フラーレン"は、これまで、 その溶液物性が検討されているに過ぎず、材料化への大きな進展はない。フラーレンを使える 材料にするためには、単量体として扱うのではなくナノメートルからサブミクロンレベルの集 合構造とする必要がある。我々は、フラーレンに適当な官能基を導入し、自己集合過程を誘発 することによって、様々な低次元性のナノ構造体を作製することに成功した。図1の球形の集 合体、図2のパラレルワイア型の集合体の他、ファイバー型、チューブ型、ディスク型、ホー ン型、フラワー型のナノ構造が自在に作り出せる。これらは、電子的な配線やキャパシタなど ナノデバイスの部品としての応用が期待される。

[Dr. D. G. Kurth (MPI, Germany) との共同研究]

図1. フラーレンからなる球形の集合体

図2. フラーレンからなるパラレルナノワイア

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