重点研究領域

ホーム > 研究情報 > 重点研究領域

重要課題の解決を目指す研究と、それを支える共通基盤技術の高度化と新物質の探索

NIMSでは、旧国立研究所時代から独立行政法人化を経た現在まで、物質・材料の基礎・基盤的研究に継続的かつ意欲的に取り組んできました。近年ではナノテクノロジーの活用も加わり、計測技術や材料の設計・制御技術など世界最高水準の各種技術を確立するとともに、物質の新現象や新機能の探索・発見も進展させました。

平成23年度より始まった第三期中期計画では、これまでに培った各種技術や、ナノスケールレベルの探索をさらに高度化し、環境・エネルギー問題などの地球規模の重要課題解決を目指す研究を重点的に推進していきます。

2つの研究事業を達成するための3つの重点研究開発領域

NIMSの主要な研究活動のひとつが、運営費交付金で実施するプロジェクト研究です。第二期中期計画で実施されていた6領域30プロジェクトを、第三期中期計画では3領域19プロジェクトに重点化しました。

社会的ニーズに応える材料の高度化のための研究開発の推進

環境負荷の低減と安心・安全な社会基盤の構築、そして経済的・社会的価値のある環境・エネルギー材料と、高信頼性・高安全性を確保する材料研究のために、以下の領域で研究を推進します。

  • “グリーン・イノベーション”による成長やそれを支える資源確保に不可欠な、環境・エネルギーおよび資源等の地球規模の重要課題解決を目指す研究に重点化した「環境・エネルギー・資源材料領域

この「環境・エネルギー・資源領域」には、最も多い10プロジェクトを充てています。これは、日本の新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)で、環境・エネルギーが対象の「グリーンイノベーション」が成長戦略の大きな柱となっているためで、今後、最も注力して進めていくべき研究課題です。

新物質・新材料の創製に向けたブレークスルーを目指す横断的先端研究開発の推進

各領域の関係図


NIMSの研究ポテンシャルの基盤として、イノベイティブな物質・材料の創製や世界の材料研究分野を先導する基礎・基盤的研究を確立するために、以下の2領域で研究に取り組みます。

  • これまでに基礎・基盤的研究で培った各種技術の中でも、共通的に必要とされる技術を特に重点化して研究する「先端的共通技術領域
  • 無機・有機の垣根を超えた、物質のナノスケール特有の現象や機能を探索する、挑戦的な研究課題に取り組む「ナノスケール材料領域

これらは、計測技術、シミュレーション技術、材料の設計手法や新規な作製プロセスの開拓、ナノスケール物質特有の新現象・新機能の探索など、物質・材料研究のブレークスルーを支える技術であるとともに、先の最重要研究課題「社会的ニーズに応える材料の高度化のための研究開発」を支える技術ともなっています。


プロジェクト研究の進め方

プロジェクト研究はベストメンバーで取り組む


近年、ある課題を解決する研究を進めるには、多方面の分野の力を合わせて協働する必要があるケースが多くなってきました。第二期中期計画では、センター等の各研究組織のメンバーがそのまま研究プロジェクトの構成メンバーとなっていましたが、第三期では、研究プロジェクトと研究部門を敢えて"一対一"に対応させず、"一対多"となるような構成にしています。つまり、研究者は部門を跨がってプロジェクト研究に取り組みます。

これにより、研究組織は専門分野別に編成されますが、研究プロジェクトは、複数の専門分野の研究部署を横断したベストメンバーで進められます。第三期中期計画では、この方針のもとで、19のプロジェクト研究を「環境・エネルギー・資源材料部門」「先端的共通技術部門」「ナノスケール材料部門」の3研究部門と「元素戦略材料センター」の1研究センターで取り組みます。



研究領域一覧

環境・エネルギー・資源材料領域

環境・エネルギー・資源など、地球規模の重要課題の解決につなぐ

ナノスケール材料領域

原子・分子の操作・制御でナノサイズ特有の物質特性等を利用し、新物質・新材料を創製

先端的共通技術領域

物質・材料研究開発の共通基盤となる、先端的な技術を開発


研究情報
TIAナノグリーン 会員(企業)募集中
nano tech 2012 NIMS 大型展示ブース出展 No. B-20