プロジェクト3 : 機能性材料創出のための基礎・基盤研究

目的

本研究プロジェクトでは、様々な物質・材料の中で、NIMSが高い研究ポテンシャルを保持し、さらに今後大きな展開が見込まれる超伝導機能材料、強相関機能材料、分子性機能材料、ナノ構造機能材料に焦点を当てた研究開発を推進します、特に、次世代の量子機能デバイス開発等を見据え、新しい機能や特性を持った材料の探索と素子構造形成のための基盤的研究開発、それを背後から支えるための新物質探索や物性発現の機構解明などを含む基礎的研究開発、さらに、それらの次世代技術を担うべき若手人材の育成を推進します。
これらを通じ、ジョセフソン結合テラヘルツ発振素子、マルチフェロイック性を活用したセンシング素子、量子構造に由来する高効率光検出素子や光波操作素子等のナノサイズでの現象を活用した未踏の技術シーズの取得を目指すとともに、材料の新機能発現や機能メカニズムの解明に向けた研究を進めます。

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背景・概要

物質・材料が産業社会もたらすインパクトは、二つに大別されます。一方は、プロセス開発によるイノベーションの誘起です。p型という特性を与える方法を見いだしたことで一気に不急したGaNは、プロセス・製造技術の進化によるイノベーションの好例と考えられます。それに対して、文字通りの新材料がもたらすイノベーションがあります。我が国の電子部品材料のチタン酸バリウムや、現在、酸化物超伝導体のように、特徴をもった物質の発見によってイノベーションが誘起されるイノベーションです。本プロジェクト「機能性材料創出のための基礎・基盤研究」は、文字通り、革新的な物質・材料の探索、未来を見据えたシーズの探索を担うプロジェクト研究の一つです。
探索研究は、まさしくセレンディピティーを期待するハイリスクの課題であり、私企業等において実施しにくい仕事です。セレンディピティーが得られるためには、研ぎ澄まされた五感を持って、目の前にあるスナップショットから、新しい発見を見落とさないための仕組みが必要となります。そのため、そのセレンディピティーが生まれやすい環境、すなわち、合成・評価・計測・理論がリンクした総合的な研究体制をもってこれに望むことによって、新たな知見を発信してゆくことが、NIMSの様な物質・材料研究の中核的機関が担うべき役割と考えられます。


プロジェクトの構成

本プロジェクトは、4サブテーマから構成されます。それぞれ、特徴的な機能を発現すると期待される材料に対し、学理的な探求と、材料機能としてシーズ発掘に向け、研究開発を推進します。
プロジェクト名 責任者
機能性材料創出のための基礎・基盤研究 宇治 進也
プロジェクトサブテーマ サブテーマリーダー
超伝導機能材料 寺嶋 太一
強相関機能材料 山浦 一成
分子性機能材料 竹内 正之
ナノ構造機能材料 大竹 晃浩


プロジェクト責任者

お問い合わせ先

機能性材料研究拠点
〒305-0044 茨城県つくば市並木1-1
E-Mail: kinou-inquiry=ml.nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)
国立研究開発法人物質・材料研究機構
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL.029-859-2000 (代表)
FAX.029-859-2029