(独) 物質・材料研究機構 (NIMS) より
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NIMS『使える ! メールマガジン』 第19号 2013.3.13
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1. 最新研究リリース
「腕をつかむだけで体内に薬が放出 ! 新ドラッグ・デリバリ材料」
2. NIMSが国土強靱化の一翼を担います
3. シリーズ『最新研究映像 NIMSの力!』2
~ 水銀・超高感度検出 ~
4. 開催決定 ! 科学技術週間 一般公開2013
5. 広報誌『NIMS NOW』最新号
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◆1 : 最新研究リリース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『患者が手で押さえるだけで薬が放出される
新しいドラッグデリバリーシステム』
~電機も水も特殊な装置も不要な未来型薬物投与法を目指して~
[2013.3.1]
NIMSが新しい投薬法に関する成果を発表しました。飲むのでもなく、注射
でもなく、腕を自分で押したりさすったりするだけで、投薬が可能になるか
もしれないという斬新な発想です。秘密は皮下に入れるゲル材料。このゲル
に薬を結合させておくと、「押す」などの力学的刺激に応じて薬を放出しま
す。今回NIMSが開発したゲルでは、制吐剤を保持させ、指圧を想定した刺激
を与えると、それに応じて薬物が放出されることを確認しました。1つのゲル
は、少なくとも3日間利用できることが分かりました。例えば抗がん剤治療で
吐き気を催している患者が、口から制吐剤を飲むことは大変な苦痛ですが、
この方法であれば負担は減ります。
また、この投薬法は特殊な機械や電気を必要としないため、災害時の水や
電気といったライフラインが途絶えた環境や途上国などでも利用可能です。
研究グループでは、ゲル自体を注射で皮下に埋め込む方法の開発など、実用
化に必要な研究を進めていくことにしています。詳細はこちらです。
http://www.nims.go.jp/news/press/2013/03/p201303010.html
◆2 : NIMSが国土強靱化の一翼を担います ━━━━━━━━━━━━━━━━
文部科学省平成24年度補正予算
「構造材料の信頼性保証技術等の研究開発」について
社会インフラの老朽化が大きな問題となり、また首都直下地震、南海トラ
フ巨大地震の発生等に備えるため、科学技術の力を総動員し、事前防災を大
幅に強化する国土強靱化研究が求められています。
物質・材料研究機構では、文部科学省からの平成24年度補正予算 (85億円)
に対応し「構造材料の信頼性保証技術等の研究開発」を推進します。構造材
料の信頼性評価技術や長寿命化・耐震化など社会的リスクへの対応に必要不
可欠な研究開発を推進します。今後、企業との連携研究も積極的に行ってい
くことにしています。詳細はこちらをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2013/01/21/1330010_1.pdf
◆3 : シリーズ 『最新研究映像 NIMSの力』2
~自然環境の水の希薄な水銀を超高感度で検出~
先月のメールマガジンでもお伝えしましたが、NIMSが水銀の超高感度検出
法を開発しました。特徴は市販の装置を利用できることと、簡便・安価に行
えることです。それでいて、従来のSPRセンシング法などと比べ100倍の感度
を発揮する、新しいアプローチの水銀検出法です。水俣条約案が国連でまと
まり、国際的に水銀対策への取り組みが強化される折、NIMSが新開発した測
定法の詳細と、超高感度を実現させたしくみを映像で端的にご紹介します。
こちらです。
http://www.nims.go.jp/publicity/digital/movie/mov130313.html
◆4 : 一般公開2013「物質と材料のふしぎ」開催 ! ━━━━━━━━━━━━
今年もNIMS一般公開の開催が決定しました。例年通り、一般の方々向けに、
最新の研究施設、設備をご紹介する「一般公開」と、お子様連れ、家族連れ向
けの体験イベント「青少年特別行事」の2本柱での開催です。
物質・材料開発の分野で世界トップレベルと称され、続々と新物質を生み出
している研究現場をぜひご覧ください。
日時 : 4月17日 (水) 9:30~16:00 一般公開
4月21日 (日) 10:00~16:00 青少年特別行事
詳細はこちらです。
http://www.nims.go.jp/publicity/events/open-house/h25/index.html
◆5 : 広報誌『NIMS NOW』最新号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最新 (2013年3月) 号は
「エンジニア フォー サイエンス : 材料創製・加工ステーション」を特集
します。最先端の材料研究には、エンジニアの力が不可欠です。たとえば金属
の溶製、試料の作成など、数値化できない現場の英知が、材料研究を、使われ
るものへと昇華させていくのです。現場の力を実感できる、写真満載でお送り
します。
4月号は「低炭素化社会を実現する耐熱・耐環境材料の開発」を特集する予定
です。
※NIMSでは毎月、広報誌『NIMS NOW』を発刊しています。
ご購読の申し込み、オンライン購読、バックナンバーはこちら。
http://www.nims.go.jp/publicity/nimsnow/
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することはありません。
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