平成24年度 NIMS一般公開
物質と材料のふしぎ
NIMS一般公開について
科学技術週間のNIMS一般公開は、施設を公開し、NIMSを感じてもらうイベントです !
2012年のNIMS一般公開は、4月18日(水)・22日(日)に開催します!
平成23年度の一般公開より
※平成23年度は震災の影響で、科学技術週間の期間外に単独で行われました。
NIMS一般公開は、研究室や施設を広く公開し、研究者自身による実演デモを見ることができたり、材料に関係した体験型イベントを楽しむことができる、年に1度のイベントです。 2012年は年4月18日 (水) と4月22日 (日) に開催です。 18日は研究所を大々的に公開し、22日はクリエイティブなイベントを多数ご用意しています。
入場 & 体験は無料 ! 是非ご来場下さい。
CM動画、ON AIR!
NIMS一般公開で実際に公開されるタイトルの一部を順次紹介 ! (全6回予定)
サイエンス講演(於:第一会議室)
- 13:00 - 13:30
『お酒はやはり魔法の水 ! ? ~お酒が生み出す超伝導のメカニズム解明に新たな一歩~』 - 高野 義彦 (超伝導線材ユニット ナノフロンティア材料グループ)
- 14:00 - 14:30
『最先端水処理膜 ~技術革新がもたらす世界への影響力~』 - 一ノ瀬 泉 (高分子材料ユニット長)
サイエンスカフェ(於:受付けロビー脇)
- 最先端・次世代研究開発支援プログラムの紹介
- 最先端・次世代研究開発支援プログラムに採択された3つの研究テーマの紹介を行います。
- 「タービン燃焼効率改善のための高温用温度感知型変位制御材料の設計」
- 「f電子系有機分子の物質科学」
- 「機能性シリコンナノ複合材料を利用した次世代高効率太陽電池の開発」
超伝導とダイヤモンドと霧箱の実験(千現地区)
身近にあるものを使った、いくつかの実験を体験 !
磁石を用いた実験を通して、「超伝導」をわかりやすく解説。また午前は宝石で有名な「ダイヤモンド」を燃やすとどうなるかを実際に燃やして確かめる実験を、午後は空中の自然放射線を目で捉えることができる「霧箱」の実験も合わせて行います。
都市鉱山からレアアース金属を!!(千現地区)
NIMS開発のマシンによる携帯電話の解体実演 !
廃棄する携帯電話から有用なレアアース、レアメタル、金などの有価金属をリサイクルするために、NIMSで携帯電話を解体する機械を開発しました。この装置で携帯電話の解体実演を公開します。なお、当日会場に不要携帯電話をお持ちいただくと、安心・安全に解体します。
光で光ファイバが壊れる現象 ファイバフューズ(並木地区)
光ファイバの中をプラズマの光球が走る !
透明なガラスでできた光ファイバ回線でも、伝送する光信号量が大きくなりすぎると、発熱して壊れてしまいます。その様子は、火の玉が光ファイバに沿って走っているように見えます。光通信業界が直面しているこの問題を平易に解説し、壊れる様子を実演します。
クリーンルームって、何するところ?(並木地区)
塵ひとつないクリーンルームへようこそ !
MANAファウンドリのクリーンルームへ、クリーン服を着てエアーシャワーを浴びて入り、ゴミのない環境を実際に体験してもらいます。
磁石で水が浮く? 踊る1円玉(桜地区)
超強力な磁場での不思議な現象 !
13T (テスラ) 超伝導磁石を用いて、物質の「反磁性」や「常磁性」という性質を体感するデモンストレーション実験を行います。電磁誘導現象により、1円玉やアルミ缶の動きにブレーキが掛かることや、反磁性による反発力で水が浮かぶ様子を実際に見てみましょう。
FIBで加工、SEMで観察!ナノスケールで試料を作る(桜地区)
マイクロレベルの観察・加工体験 !
FIB (集束イオンビーム) 装置で試料を加工し、その試料をSEM (走査型電子顕微鏡JSM-7000F) で観察します。その際、FIBとSEMの操作を体験してもらいます。
4月22日(日)のおもな開催内容 (会場 : 千現地区)
いろいろなモノがつくれてふしぎもわかる、体験イベントを楽しもう !
(全6タイトル。下記は一例です)
鋳鉄の溶解と砂型鋳造
真っ赤に溶けた鉄を、間近で見られるチャンス !
およそ10kgの鋳鉄を1500℃程度に昇温溶解。高温の鉄が液体になって流れていく様子や、各種砂型に注湯してフライパンなどの小型鋳物を作製する工程を見てみよう !
手作りミネラルファンデーション講座
いま、女性に大人気の手作りコスメのコーナー !
酸化鉄系材料を使った、肌に優しいミネラルファンデーション作りを体験。自分で作ったファンデーションはその場でプレゼント !
ピュータークラフトに挑戦!
家族みんなで世界にひとつしかないオンリーワンのメダル作りに挑戦しよう !
彫刻刀で型を彫って、そこに溶けたスズを流し込んで冷やせば、自分だけのメダルのできあがり ! NIMSのイベントでも、毎年人気の高いコーナー。
科学技術週間について
科学技術週間は、科学技術について広く関心を持ち、理解を深めてもらうことを目的に、昭和35年に閣議決定されたもので、「発明の日(4月18日)」を含む月曜から日曜までの一週間を指します。
今年の標語:わぁ ぼく こんなに みつけたよ かがくのたね
科学技術週間ロゴマーク
各関係機関では、おもにこの科学技術週間に、各種科学技術に関するイベントなどを実施することとなっています。
つくば市内でのイベントについて
茨城県つくば市のつくば研究学園都市でも、NIMSをはじめとする各研究機関が様々な催しを開催する予定です。各機関のイベントの詳細については、各機関のウェブサイトをご覧ください。
会場アクセス
当日は、つくば駅前ロータリーの企業バス乗り場から、NIMSまでの無料送迎バスを循環させています。また、各地区には駐車場もご用意しておりますので、お車でのご来場をご希望の方もお気軽にお越しいただけます。