高度な薄膜技術で全固体リチウム電池の実用化に挑む !

最新研究映像 NIMSの力 12

2014.11.12 公開


解説

NIMSでは、さまざまな次世代電池の開発をおこなって
いますが、今回は「全固体リチウム電池」の話。

ご存じでしょうか?通常リチウム電池の中に入っている
電解液という液体を使わず、電池のすべてを固体で作る
研究です。これにより電池の安全性が飛躍的に高まったり、
充放電の繰り返しによる性能の劣化が抑えられたりと、
多くのメリットが生まれます。

しかし、固体だけでリチウム電池を作ると、
電極の周りをしっかり取り囲む液体がない分、
電気の通りをよくするのが難しくなります。
どうやったら電池内部の抵抗を低くし、電気が良く通る
固体電池を作ることができるのか。

この問題に、PLDという装置を使って、地道で根気のいる
研究に取り組み、人知れず成果を挙げている研究者がいます。

「PLDバカ」「細かい性格」と言われながらもその方針を
変えない、強い意志を持った研究者をご紹介します。

あらかじめお断りしておきますが、内容は少々専門的です…。

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