デジタルアーカイブ
イメージギャラリー

クリープ試験機 三十三間堂

クリープ試験機 三十三間堂
(クリックで拡大・再生)

解説

629台の試験機が歴史を刻む

NIMSの研究のひとつに、金属を一定の温度と負荷の下で長時間にわたり引っ張り続け、その金属が切れるまでのひずみを一定間隔で記録する「クリープ試験」があり、現在、東京の目黒地区とつくばの千現地区で行われています。

クリープ試験は、とても長い時間をかけて行います。長いといっても数百時間や数千時間ではありません。なんと10年以上!赤ちゃんが生まれてから小学校を卒業する頃まで、延々と休むことなく試験が続けられています。さらに長いものになると、30年、40年にわたるものもあり、NIMSでの最長のクリープ試験は、ドイツで取得されている世界最長のクリープ試験記録(356,463時間)を来年2月に更新する見込みで、現在も目黒地区で試験が進行中です。

この試験を行う機械を「クリープ試験機」と呼びますが、目黒地区にはこの試験機が629台も並ぶ部屋があります。長い年月を超え、同じ環境の下で金属を引っ張り続けるクリープ試験機の列には、どこか厳かな雰囲気が漂い、まるで千手観音立像が千体並ぶことで有名な三十三間堂のようにも見えることから、この部屋を「クリープ試験機 三十三間堂」と呼ぶ人もいるとか。

Copyright (C) 2010 NIMS. All Rights Reserved.
※所属やユニット名は本ページ公開当時のものです。

平成22年度の施設一般公開で特別に大公開!

目黒地区では、平成22年4月15日(木)の施設一般公開で、この部屋を特別に公開します。

40年以上を経て破断した試験片


また、アポロ11号が月面着陸した1969年7月20日よりも1か月早い1969年6月18日に試験を開始して40年以上を経過し、昨年(2009年)9月に破断したクリープ試験片も展示します。
この機会にぜひお立ち寄りください。
長い年月を経た試験機の佇まいが醸し出す、その厳かな雰囲気に癒されるかもしれませんよ。(平成22年度の一般公開についての詳細情報は、下記のリンク先をご覧ください)

【目黒クリープ試験の歴史】

  • 昭和39 (1964)年 材料試験所準備室設立、クリープ試験庁舎建設開始
  • 昭和40 (1965)年 材料試験部設立
  • 昭和41 (1966)年 クリープデータシートプロジェクト開始
  • 昭和42 (1967)年 クリープ試験庁舎完成
  • 平成22 (2010)年 目黒地区のクリープ試験機をつくばに移転予定


関連画像

ピックアップ

TIAナノグリーン 会員(企業)募集中
nano tech 2012 NIMS 大型展示ブース出展 No. B-20

最近のデジタルアーカイブ

2010.06.09

2010.05.08

2010.01.19