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Event

文部科学省微細構造解析プラットフォーム設備利用講習会 &
平成 25年度顕微鏡学会走査型プローブ顕微鏡分科会オープン研究会
~先端プローブ顕微鏡と共用プラットフォーム・有機材料解析の最近の展開~


共催  NIMS微細構造解析プラットフォーム
    日本顕微鏡学会 走査型プローブ顕微鏡分科会
    AIST微細構造解析プラットフォーム

【開催日時】平成26年3月20日(木)11時00分~17時20分
【意見交流会】17時30分~19時30分
【開催場所】物質・材料研究機構(NIMS)千現地区研究本館 第一会議室
【参加費】無料(意見交流会:2,000円)

【概要】 
 学術・産業分野での研究開発をサポートする先端的な走査型プローブ顕微鏡法ならびに関連する共用プラットフォーム技術の紹介を行うオープン研究会・設備利用講習会を開催します。近年、太陽電池、撮像素子、プリンティングエレクトロニクスなどの分野では有機デバイスの研究開発が盛んになっています。この分野でのプローブ顕微鏡計測技術は、試料調製や測定技術が電子顕微鏡法ほどは確立されておらず、発展途上にあります。今後、発展が予想される有機半導体のヘテロ接合や積層膜などの構造や電気特性を分析するための走査型プローブ顕微鏡技術や新規のプローブ顕微計測法について講演ならびに討論を行う場を設けます。また、文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム(微細構造解析プラットフォーム)によりNIMSとAISTに導入された最先端ナノ計測手法ならびに応用展開について講演を行います。微細構造解析プラットフォームでは、最先端の微細構造解析設備と高度な計測技術を提供し、ナノテク・材料分野の先端的な研究開発の推進や産業界のイノベーション加速に資する研究支援を行っています。設備利用講習会では、最近導入された最新設備やこれまでの支援事例を紹介するとともに、当該装置の利用相談ならびに研究支援設備の見学会を行います。産学官連携と異分野交流の場として、皆様の積極的な参加を期待しています。

【参加申し込み】
事前申し込みは終了しました。(当日参加可)

【オンラインアンケート】
(3月31日締め切りました)

【プログラム】

11:00-12:30

ナノテクノロジープラットフォーム共用設備見学会
(NIMS微細構造解析プラットフォームの先端ナノプローブ計測設備の見学)
・走査型ヘリウムイオン顕微鏡 
・極低温強磁場走査型トンネル顕微鏡
・環境制御周波数変調原子間力顕微鏡

12:30-13:20 ランチタイム
13:20-17:30 オープン研究会&設備利用講習会
13:20-13:30 <開会挨拶>藤田大介(微細構造解析プラットフォーム 運営責任者)
13:30-15:00 <セッションⅠ>
先端プローブ顕微鏡での有機材料解析の最近の展開
 ・STMを用いた有機光電変換デバイスの微視的評価             
   武内 修/筑波大学大学院数理物質系物理工学域
 ・有機薄膜太陽電池のための薄膜作製技術                         
   宮寺 哲彦/産業技術総合研究所・太陽光発電工学研究センター
   (科学技術振興機構 さきがけ)
 ・AFMポテンショメトリによる有機薄膜トランジスタの評価       
   中村雅一/奈良先端科学技術大学院大学・物質創成科学研究科
15:00-15:15 休憩
15:15-17:15 <セッションⅡ>
微細構造解析プラットフォームが共用に供する最先端ナノプローブ計測 
 ・リアルプローブ原子間力顕微鏡機プラットフォーム
   井藤浩志/産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門
 ・原子分解能液中FM-AFMの開発
   粉川良平/株式会社島津製作所
 ・強磁場極低温STMによるナノ表面計測
   鷺坂恵介/NIMS微細構造解析プラットフォーム/極限計測ユニット
 ・ヘリウムイオン顕微鏡によるナノマテリアル観察
   大西桂子/NIMS微細構造解析プラットフォーム/極限計測ユニット
17:15-17:20 <閉会の辞>井藤浩志(産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門)
17:30-19:30 意見交流会(@NIMS千現食堂)

【お問い合わせ先】
 独立行政法人物質・材料研究機構 微細構造解析プラットフォーム
 Phone&Fax: 029-859-2139
 E-mail: nmcp@nims.go.jp