NIMS Award受賞者に、ジョン オグレン氏、ボー スンドマン氏、石田 清仁氏の3名が決定

2017.08.09


国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS)

NIMSは、本年度のNIMS Award受賞者を下記の3名に決定いたしました。

概要

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (理事長 : 橋本和仁 (以下、NIMS) ) は、本年度のNIMS Award受賞者を下記の3名に決定いたしました。
受賞者
ジョン オグレン氏
(スウェーデン王立工科大学)
ジョン オグレン氏
ボー スンドマン氏
(スウェーデン王立工科大学)
ボー スンドマン氏
石田 清仁氏
(東北大学)
石田 清仁氏

3氏は構造材料設計の基礎となる計算熱力学の発展に多大な貢献をするとともに、熱力学計算ソフトウェアの構築とそれを活用した合金設計と実用化に関する研究を先導してきました。これらは材料開発の方向性や様々な使用環境での材料挙動を考える際の海図と羅針盤のような役目を担っており、世界中の材料研究者が利用する最も基本的かつ普遍的なツールとなっています。特に構造材料の分野では、多くの優れた鉄鋼材料や耐熱合金、軽合金等の開発に貢献してきており、NIMS Award 2017のテーマである「構造材料」分野における業績として高く評価されました。

NIMS Award 2017の授賞式及び受賞記念講演は、10月4日 (水) ~6日 (金) の3日間にわたり開催する「NIMS WEEK 2017」の初日に、つくば国際会議場にて行われる予定です。


NIMS Award

NIMSでは、2007年度より物質・材料に関わる科学技術において優れた業績を残された研究者に国際賞「NIMS Award」を授与しております。
今回のテーマ「構造材料」に沿って世界各国のトップ科学者から候補者をノミネートし、中立な立場の有識者で構成された委員会により厳正な最終選考を行っています。

NIMS WEEK

NIMSが、毎年開催する「学術シンポジウム・ビジネスフェア」です。世界的な材料研究者に授与するNIMS Awardの受賞講演をはじめ、実用化間近の最新材料展示会、研究者と直接語り合う個別相談会など、「材料進化の最前線」を体感する1週間となっています。
2016年は国内外の企業や公的研究機関などから、1,500名を上回る方々にご参加いただくなど、これまで多くの連携・実用化のトリガーとなってきました。2017年は新たに、過去最大規模の「企業向けオープンハウス」を開催し、76件の研究室公開を予定しています。

本件に関するお問い合わせ先

(NIMS Awardに関すること)

国立研究開発法人物質・材料研究機構
外部連携部門 学術連携室
大澤 由貴子
TEL: 029-859-2265
FAX: 029-859-2161
E-Mail: OSAWA.Yukiko=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)

(報道に関すること)

国立研究開発法人物質・材料研究機構
経営企画部門 広報室
TEL: 029-859-2026
FAX: 029-859-2017
E-Mail: pressrelease=ml.nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)