STAM誌は、“もの作り”の基礎になっている国際的にも評価の高い日本の材料科学研究の成果を、日本独自のジャーナルで発信すべく2000年に創刊され、2005年からNIMSが責任編集を行うようになりました。2008年以降、STAM誌が購読誌からオープンアクセス誌となったことは、日本国内もさることながら、世界的にも材料科学分野での初めての取り組みでした。STAM誌に対する査読、編集、資金の全ての面に於けるNIMSの戦略的、かつ継続的な取り組みにより、ジャーナルの評価指数 : インパクトファクター (IF) は2008年の1.267から継続的に上昇し、
2012年には3.752と高い値を達成しています。STAM誌の今後の発展のためには、ジャーナル刊行基盤のさらなる強化、そして材料科学コミュニティとの国際的な連携が必須との認識に立ち、材料科学研究における専門機関であるEmpaが国際共同刊行のパートナーとして参画することになりました。