疲労データシート No.112, No.113, No.114, No.115の発行について

2011.03.31


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSは、中期計画における知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として、『NIMS FATIGUE DATA SHEET No.112 軸受鋼SUJ2(Fe-1C-1.4Cr)のギガサイクル疲労特性データシート』ほか計4冊の疲労データシートを発行した。

概要

独立行政法人 物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝) は、中期計画における知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として、

  1. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No.112
    軸受鋼SUJ2(Fe-1C-1.4Cr)のギガサイクル疲労特性データシート』
  2. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No. 113
    ニッケル合金板アロイNW6617(Ni-22Cr-12Co-9Mo)の長期高温低サイクル疲労特性データシート』
  3. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No. 114
    溶接構造用圧延鋼SM490B荷重非伝達すみ肉溶接継手の疲労特性データシート - 板厚の効果 (その4、板厚40mm) 』
  4. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No.115
    チタン合金Ti-6Al-4V ELI(900MPa級)の高応力比側ギガサイクル疲労特性データシート』

の4冊を平成23年3月31日付けで発行した。

今回発行したデータシートは、No.112では軸受鋼SUJ2に関して、回転曲げ疲労試験装置(100 Hz)により取得した1010 (100億) サイクルまでのギガサイクル疲労特性を明らかにしている。
No.113ではニッケル合金板NW6617に関して、油圧サーボ式試験機により取得したひずみ制御による106 (百万) サイクルまでの長期の高温下における疲労特性およびクリープと疲労の重畳作用 (クリープ疲労) 特性を明らかにしている。
No.114は溶接構造用圧延鋼SM490Bの荷重非伝達すみ肉溶接継手に関して、油圧サーボ式疲労試験機により取得した108 (1億) サイクルまでの板厚40mmの疲労特性を明らかにしている。
No.115ではチタン合金Ti-6Al-4V ELI (900MPa級) に関して、超音波疲労試験装置(20 kHz)により取得した1010 (100億) サイクルまでの高応力比側のギガサイクル疲労特性を明らかにしている。

当機構では、平成14年5月20日に認証を受けたISO9001“Quality management system” (JIS Q 9001「品質マネジメントシステム」)に従い、データシート発行業務の運営を行っている。


お問い合わせ先

研究内容に関すること

No.112担当
独立行政法人物質・材料研究機構
データシートステーション 疲労研究セクション

主幹研究員
古谷 佳之 (ふるや よしゆき)
TEL: 029-859-2298
FAX: 029-859-2201
No.103担当 
主任研究員
早川 正夫 (はやかわ まさお)
TE: 029-859-2243
FAX: 029-859-2201
No.114担当
主幹エンジニア
前田芳夫 (まえだ よしお)
TEL: 029-859-2551
FAX: 029-859-2201
No.115担当
主幹研究員
竹内 悦男 (たけうち えつお)
TEL: 029-859-2254
FAX: 029-859-2201

報道担当

独立行政法人物質・材料研究機構 
広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL:029-859-2026
FAX:029-859-2017

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