ナノの箱に電子を詰め込む : 量子閉じこめによる多電子相関の制御

2010.10.22

独立行政法人物質・材料研究機構

NIMS 量子ドットセンターは、北海道大学と共同で、半導体量子ドットに複数の電子を閉じ込めることにより、ナノ極微空間の多電子状態を制御し、そのエネルギー値を変化させることに成功した。

概要

独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝) 量子ドットセンター (センター長 : 迫田 和彰) の黒田 隆主幹研究員、マルコ アバルキ博士研究員らは、北海道大学と共同で、半導体量子ドット1)に複数の電子を閉じ込めることにより、ナノ極微空間の多電子状態を制御し、そのエネルギー値を変化させることに成功した。本研究成果により、安定かつ低消費電力で駆動可能な半導体非線形デバイスの開発を可能にした。
「プレス資料中の図1 : 今回用いたガリウム砒素量子ドットの原子間力顕微鏡写真」の画像

プレス資料中の図1 : 今回用いたガリウム砒素量子ドットの原子間力顕微鏡写真

関連ファイル・リンク

お問い合わせ先

研究内容に関すること

独立行政法人物質・材料研究機構
量子ドットセンター ナノフォトニクスグループ
主幹研究員　黒田 隆 (くろだ たかし)
TEL: 029-860-4194
E-Mail:電子メールアドレス

報道担当

独立行政法人物質・材料研究機構　
企画部広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL:029-859-2026
FAX:029-859-2017

似たキーワードを含む プレスリリース

2010.10.14
世界初 ! ダイヤモンド・ナノマシンスイッチの開発に成功 (ナノマシンスイッチ,ナノ可動構造体,単結晶ダイヤモンド,高エネルギーイオン)