第5回世界工学会議 WECC2015出展報告

2015.11.29
(2016.01.25 更新)


平成27年11月29日~12月2日に国立京都国際会館において「第5回世界工学会議 WECC2015」主催 : 世界工学団体連盟 (WFEO) 、国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) 、 (公社) 日本工学会、日本学術会議) が開催され、物質・材料研究機構(NIMS)は出展を行いました。

「NIMSのWECC技術展示会出展ブース」の画像

NIMSのWECC技術展示会出展ブース



 この会議は、「全世界の平和と経済と社会の進歩のために、工学の進展と国際交流を促進する」目的で設立された世界工学団体連盟 (WFEO) が4年に一度、世界各都市で開催してきました。第5回となる今回は、日本が21世紀においても持続可能な発展を遂げる科学技術イノベーション立国であり、会議の設立趣旨に対して実りある貢献ができうることを紹介するとともに、必要なイノベーションと、その実現を支える基盤技術の進展に焦点を当てた情報交換の場を提供することを目的として日本の京都市で開催されたものです。開会式には皇太子殿下の御臨席をいただき、また内閣府特命担当大臣、国土交通大臣、文部科学副大臣、京都府知事、京都市長をはじめ、各参加国、国際機関など国内外から多数のVIPが参加したほか、一般市民向けのイベントも実施されました。

NIMSは併設の技術展示会に出展を行いました。展示会ではエネルギー、建設、モビリティなどの著名な企業、独自技術を有する企業、大学、研究機関などが一堂に会して技術展示を行い、NIMSは環境・エネルギー・資源などの問題を解決し持続的社会の構築に貢献する先端材料研究をテーマとして、NIMSが開発し、あるいは取り組む先端材料についてサンプル展示などを行いました。環境・エネルギー・新構造材料などNIMSの研究成果は、国内はもとより、国外各国からの参加者から強い関心が寄せられました。