国立成功大学 (台湾) との包括協力協定締結

2015.09.24
(2015.09.28 更新)


平成27年9月24日 (木) 、潮田理事長は国立成功大学学長 蘇慧貞氏をお招きし、台北駐日経済文化代表処 科学技術部部長 洪儒生氏同席のもと、学術連携を進めるための包括協力協定をNIMS千現研究本館にて締結しました。

国立成功大学 (NCKU : National Cheng Kung University) は、1931年に台南高等工業学校として台湾総督府により開校し、1971年に現在の国立成功大学となりました。同大学名は明時代における台湾の民族的英雄であり、歌舞伎演目”国性爺”のモデルとなった鄭成功を由来としています。総学生数は約2万2000人、うち大学院生は1万人が在籍しており、約1,400名の教員が指導しています。NCKUは国立台湾大学と共に、政府から国際化を目標とする重点大学に指定されている名門校です。
 
開校から現在に至るまで台湾における工学・科学分野の先駆的存在であり、産業とも密に連携した基礎的研究推進の方針を採択している点も大きな特徴です。近年においては医療・生物学分野においても高い評価を得ており、精力的な研究が行われています。
 
NIMSとNCKUは、これまでにも特定研究もしくは個人レベルでの人的交流・研究協力を進めてきましたが、今回組織レベルでの包括協力協定を締結したことにより、今後一層の連携強化と人的交流の促進が期待されます。

「成功大学 蘇学長(左)とNIMS潮田理事長(右)」の画像

成功大学 蘇学長(左)とNIMS潮田理事長(右)