マレーシア工科大学 (UTM : University of Technology Malaysia) は1904年に創設され、ジョホールバルに本部を置くマレーシアで最も古い理工系大学であり、マレーシアにおける工学系人材の2/3を輩出している国立の研究重点大学です。また、UTMのクアラルンプール校には、日本政府や20以上の日本の大学が支援して2010年に設立されたマレーシア日本国際工科院 (MJIIT: Malaysia-Japan International Institute of Technology) があり、多くの日本人教員が教鞭をとっています。
2013年6月に前学長のProf. Dato’ Seri Zaini Ujangを始めとするUTM代表団がNIMSを訪問し、両協定締結の希望が表明されました。NIMSにとって、マレーシアで初めてとなる包括協力協定と国際連携大学院協定の締結がなされたことから、共同研究や学生の受入を通じたUTMとの一層の連携強化、また、日本とマレーシア、さらにはUTMを介したASEAN諸国との人的及び学術面での交流が一層加速されることとなります。