東南大学の主研究担当者は、以前、NIMS内でも、若手研究者のひとりとして研究を実施した経験をもつYuanjian Zhang教授。教授は、グラフェン系材料の分子設計を担当し、NIMS側は、その材料の電極性能評価解析及びその電極材料を用いた燃料電池デバイスの作製と評価を行います。調印式開催後は、両機関のつながりを、いっそう強める目的でYuanjian Zhang教授による講演会も行われました。
東南大学は、中国南京地区に1902年に設立された、教育分野や科学分野において長い歴史を有する大学です。34の学科を有し、98の博士課程プログラムと208の修士課程プログラムを運営しており、6000名のスタッフからなる大学です。
本国際共同研究では、NIMSがつくば地区にあることから、筑波大もこの共同研究に参画する予定であり、両国の材料科学や燃料電池用電極材料研究の発展に大きく貢献することが期待されます。