NIMS職員がつくば奨励賞を受賞

2013.11.26
(2013.12.09 更新)


平成25年11月26日、NIMS中核機能部門 材料創製・加工ステーションの鳥塚史郎ステーション長と国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の吉川元起MANA独立研究者がつくば奨励賞を受賞しました。

つくば奨励賞は、茨城県内において、科学技術に関する研究に携わり、その研究結果が実用化されるなどの成果を収めた者、若しくは若手研究者であって、今後飛躍的な研究成果が期待できる者を対象としており、今年で23回目となります。

鳥塚ステーション長は、「鋼のナノ組織化を用いた高強度精密ねじの量産化を世界で初めて実現—CO2排出量50%削減に成功—」と題する研究にてつくば奨励賞 (実用化研究部門) を受賞しました。本研究の成果である高強度ねじは、高強度精密部品を必要としている情報家電や医療などの幅広い分野で用いることが期待されています。

また、吉川MANA独立研究者は、「超高感度ナノメカニカル膜型表面応力センサー (MSS) の開発」にてつくば奨励賞 (若手研究者部門) を受賞し、MSSの開発により、二十年近く数10%の向上にとどまっていたナノメカニカルセンサーの感度を一気に100倍以上に高めることに成功しました。

この授賞式は、第10回江崎玲於奈賞の授賞式とともにつくば市のつくば国際会議場にて行われ、受賞者は受賞記念の講演を行いました。

「表彰式で江崎玲於奈氏 (左) と握手を交わす鳥塚ステーション長 (右)」の画像

表彰式で江崎玲於奈氏 (左) と握手を交わす鳥塚ステーション長 (右)


「受賞後の記念撮影 吉川MANA研究者 (中央)」の画像

受賞後の記念撮影 吉川MANA研究者 (中央)