NIMSの研究員が多摩六都科学館の実験教室で講演

実験教室「超伝導の世界」

2012.07.14
(2012.07.23 更新)


平成24年7月14日 (土) 、多摩六都科学館 (東京都西東京市) にて、超伝導物性ユニットの小森 和範 主任研究員を講師とした実験教室「超伝導の世界」が開催されました。

「実験教室の様子」の画像

実験教室の様子



この実験教室は、NPO法人科学宅配塾が主催した「親子で一緒に科学しよう ! 」 (2011年度ドコモ市民活動団体への助成金による活動) の一環として開催され、公募した小学生と保護者の16組による参加のもとで行われました。

実験教室では、高温超伝導体を用いた反磁性や電気伝導の実験、液体窒素を用いた低温脆性や気体の凝縮などの低温物性の実験を中心に、超伝導材料研究の歴史や現状なども紹介する約90分間のアウトリーチ講演が行われました。マイスナー効果やピンニング効果による超伝導体の磁気浮上などのいくつかの実験では、科学館および主催者スタッフの支援のもとで子どもたちが参加し、超伝導をはじめとする低温物性の奇妙な振る舞いを実地体験しました。

予定時間が過ぎた後も、まだ実験をやり足りないという参加者の声を受け、科学館の協力を得て、講義中で行われた実験を再体験するために30分ほど延長し、全ての参加者が各種の実験に参加する盛況を得ました。