スロバキア科学アカデミーの総裁がNIMSを訪問

2012.06.27
(2012.06.29 更新)


平成24年6月27日、スロバキア科学アカデミー (SAS) のPastorek総裁がSAS傘下の2つの材料関係研究所の所長らとともにNIMSを訪問されました。

「懇談の様子」の画像

懇談の様子



スロバキア科学アカデミーは、科学技術の振興のために、教育や基礎研究、応用研究など幅広くその発展を担う学術研究機関です。傘下には3つの研究分野をカバーする56の研究所があり、約1,800人のPhD以上の研究者を含めて、3,000人以上の職員が働いています。また、多くの研究者は国内外の大学で教鞭をとっています。

今回、Pastorek総裁は、スロバキア大統領の随行で訪日され、SAS傘下の材料・機械工学研究所所長のSimancik博士と無機化学研究所所長のSajgalik教授と共にNIMSを訪問されました。
お互いの研究や組織の紹介を交えながら、潮田理事長、理事らと両国の材料研究の現状について意見交換を行いました。スロバキアでは、西ヨーロッパ、韓国等の自動車部品関係の工場が年々増えてきており、SAS傘下の研究所でも自動車部品材料の研究が盛んに行われているとのことでした。

SAS、NIMSともに連携に大変意欲的で、今後は研究者間の交流の促進や共同ワークショップの開催などを具体的に検討していく事になりました。

関連写真

(左)Sajgalik教授
(中央)Pastorek総裁
(右)Simancik博士

溶射関係の実験室でディスカッションをする様子