ニュース 2010年
世界トップレベルの研究所、特別公開
2010.04.15, 18 (2010.06.12 更新)
平成22年4月15日(木曜日)および18日(日曜日)に、文部科学省の第51回科学技術週間行事としてNIMS施設一般公開・青少年特別企画を開催、両日合わせ1700名以上の方にご来場いただき、非常に賑やかな日となりました。
NIMS一般公開の告知ポスター(左)とチラシ(右)
昨年度に引き続き、今年度も企業・研究関係者が参加しやすいよう、つくばの千現・並木・桜3地区と東京の目黒地区の施設一般公開を平日に行い、また、千現地区で毎年ご好評いただいている、ご家族・青少年向けの体験型特別企画を日曜日に行いました。
左:錆の仕組みを実物で解説するコーナー。様々な錆の実物が展示されていました。(千現地区)右:超伝導ダイヤモンド解説を聴くインターナショナルスクールの生徒の姿は、つくばならではの風景。(千現地区)
左:クイズ形式でMANAを解説するコーナー。スイス人スタッフが解説していました。(並木地区)右:「カラー電子ペーパー」の将来展望の解説に聞き入る来場者のみなさん。(並木地区)
15日の施設一般公開では、世界トップレベルの研究拠点「MANA」をはじめとして、NIMSの最先端研究の現場を公開し、あいにくの天候にも関わらず、多くの方にご来場いただきました。
多くの来場者で賑わう会場の様子
一方、晴天に恵まれた18日の青少年特別企画では、開場前から入場待ちの列ができるほどで、非常に賑やかな一日となりました。 例年大好評の「ピュータークラフト -オンリーワンのメダル作り-」をはじめ、「金属板でキーホルダーを作ろう」「ちびっ子科学工作教室」「手作りファンデーション講座」などは、抽選や順番待ちが必要なほどの賑わいを見せました。 青少年特別企画の多くは「ものづくり」の楽しさに触れていただく内容となっており、各所でスタッフの説明を聞きながら楽しそうに取り組むご来場者の姿が多く見られました。
左:ピュータークラフトに挑戦!レンガに鉛筆で模様を下書きをしてから彫刻刀で彫っていきます。右:レンガに溶かしたスズを流し込んで冷やして固まれば出来上がり!思い通りの形に出来た?
左:真鍮(しんちゅう)の板に金槌とローマ字・数字の刻印で好きな英数字を刻んで作るキーホルダー。右:紙と糊で作る、フラーレン(C60)とカーボンナノチューブのペーパークラフト。意外にカンタンです!
左:天然素材を使用した「手作りファンデーション講座」は、女性にも男性にも大人気!右:メインの材料となるパウダーにオイル・顔料を少量入れて、すり鉢で丹念に混ぜ合わせます。
左:今回の「ちびっ子科学工作教室」は、ペットボトルとバネを使って“エコーマイク”を作りました!右:研究者によるやさしい解説の下、針金を切ったり叩いたりして、性質が変わるのを確認できるコーナー。
左:形状記憶合金バネを使用した標識に、冷却スプレーや温風を当てて、標識が変化する様子を楽しみます。右:手触りや重さ、磁石にくっつくかなどを頼りに、材料の名前を当てるコーナー。鉛と亜鉛の違いが分かるかな?
左:NIMS名物「鋳鉄の溶解鋳造実演」では、溶けた鉄の様子に多くのギャラリーから感嘆の声が挙がります。右:鋳鉄で作られた「NIMS謹製ベーゴマ」で遊ぶこともできます。もちろんベーゴマはプレゼント!