つくば賞授賞式「MANAの研究者2名がつくば賞を受賞」

2008.10.10
(2008.10.20 更新)


“ナノシート”という新しいナノ物質を開拓した業績で、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)ナノマテリアル分野ソフト化学グループ 佐々木 高義 主任研究者と長田 実 MANA研究者が第19回つくば賞を受賞しました。

「写真 授賞式にて : 左から橋本昌茨城県知事、(財)茨城県科学技術振興財団 江崎玲於奈理事長、佐々木高義MANA主任研究者、長田実MANA研究者」の画像

写真 授賞式にて : 左から橋本昌茨城県知事、(財)茨城県科学技術振興財団 江崎玲於奈理事長、佐々木高義MANA主任研究者、長田実MANA研究者



平成20年10月10日、つくば国際会議場で第5回江崎玲於奈賞と第19回つくば賞の授賞式が行われ、つくば賞にはMANAの2人の研究者が選ばれました。受賞研究は「無機ナノシートの創製とその集積化による機能性材料の開発」です。自然界にはグラファイトやマイカのように二次元方向に原子同士の強い結合で広がった層が積み重なってつくられた層状の化合物があります。こうした化合物を化学反応で層一枚ごとにはがして得られるのがナノシートです。受賞した2人は、このナノシートの固有の機能を生かして様々な材料をつくり出しました。