NIMSの名誉顧問が日本のリサーチフロントを牽引する研究者として表彰

平成19年9月19日、東京丸ビルホールにて開催された学術シンポジウム「日本の優れたリサーチフロントを称えて」 (主催 : トムソンサイエンティフィック、後援 : 科学技術振興機構) において、飛躍的な発展が期待される最先端研究領域 (リサーチフロント) を牽引する研究者として、鯉沼秀臣NIMS名誉顧問が表彰されました。

リサーチフロントとは主たる分野のみならず、異分野の研究領域からも強く注目される最先端研究領域であり、領域を代表する論文の被引用件数と、またそうした注目研究領域間には相互に強い関連性が生じるとの見解から、複数の論文が同時に引用される「共引用」の分析によって選出されます。第1回は2004年に行われ、第2回にあたる今回は10件のリサーチフロントが選出され、分野を牽引する17名の研究者が表彰されました。

鯉沼名誉顧問は「酸化物磁性半導体のコンビナトリアル探索と室温強磁性の発見」によって共同研究者の福村知昭氏 (東北大学金属材料技術研究所講師、元NIMS物質研究所客員研究員) とともに本賞を受賞しました。