極限計測ユニット    表面物性計測グループ  



研究分野: ナノマテリアル創製のためのナノスケール計測


概要

当グループでは、金属・半導体及び分子などの物質・材料から構成されたナノマテリアルの創製のためのナノスケール計測(構造、物性、機能)の研究を行っています。様々な環境場(極低温、高磁場、応力場、超高真空、高温場など)において低次元ナノマテリアルの構造を解明し、新しい機能や物性を探索することにより、機能性のある材料やデバイスの創製を目指しています。


 主な研究テ−マ

【極低温環境でのSi(100)表面の物性探索
―STMによるSi(100)表面周期構造の操作―

 
Phys. Rev. Lett. 91, 146103 (2003)/Phys. Rev. B, 71, 245319 (2005)
表面科学 26, 306 (2005).

Si(100)表面のドーパント分布



【外部炭素源を使用しない自己再生型カーボンナノワイヤの物性】
 ―炭素固溶Ni(111)におけるカーボンナノワイヤの表面析出―




【極微領域における低次元電子波の干渉と局所的フェルミ面

磁場中(10T)におけるAu(111)表面の電子定在波
Topography dI/dV
Nanotechnolgy 15, S371-S375 (2004).


―Ge(100)表面の電子定在波―
Topography dI/dV
Phys. Rev. B72, (2005)


ナノスケール量子構造の創製】
―Si(100)表面における一次元量子井戸の創製―
Topography
dI/dV
Appl. Phys. Lett. 88, 203118 (2006)



応力歪場環境におけるナノスケール計測】
― 外部応力・歪みを印加可能な超高真空走査型トンネル顕微鏡―





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