uni053.fとuni065.fは計算に用いるパラメータが異なるだけで,根本的には同一 のプログラムです。想定している1次元フォトニック結晶は, ABAB...ABABCBABA...BABA という構造です。結晶構造はC層の左右で対称にとってあります。C層の左側にある A層の数をN/4と記します。ただし,Nは4の倍数です。C層も含めた全体の層の 数はN+1です。結晶は屈折率が1の真空中(空気中)に置かれていることを仮定し ています。  プログラム中のパラメータの意味は以下の通りです。 N :上で述べたN。4の倍数の整数を指定して下さい。 AL1 :A層の厚み。単位は格子定数(=A層の厚み+B層の厚み)。  0〜1.0の実数を指定して下さい。 AL2 :B層の厚み。単位は格子定数。0〜1.0の実数を指定して下さい。  AL1+AL2=1.0であることが必要。 AL3 :C層の厚み。単位は格子定数。正の実数を指定して下さい。 QEPS1 :A層の複素誘電率(=屈折率の自乗)。 QEPS2 :B層の複素誘電率。 QEPS3 :C層の複素誘電率。 OMEGA :入射平面波の規格化周波数。正の実数。 NX :格子長当たりのデータ点数。正の整数。 NA :結晶の外側で電場を計算する領域の厚み。単位は格子定数。正の整数。  計算結果はOPEN文で指定したファイルに保存されます。ファイルに保存される データの並びは以下の通りです。 1行目〜3行目: 計算に用いたパラメータ 4行目    : データ点の総数 5行目以降  : 座標(単位は格子定数),電場の実部,電場の虚部  uni053.datとuni065.datはそれぞれ,uni053.fとuni065.fを実行した結果です。 これを図示したものがuni053.jpgとuni065.jpgです。ただし,図を見やすくするた めに,uni053.jpgについては入射光と90度位相の異なる成分を図示しました。具体 的には,電場の虚部にマイナス符号を付けたものを図示してあります。