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『構造材料データシートの将来構想』に関する報告書を作成

平成16年6月
材料基盤情報ステーション
構造材料データシート将来計画委員会

  材料基盤情報ステーションでは,『材料データの取得と材料データシートの作成』を重要なミッションの一つとして掲げ,安心・安全な社会の構築に必要とされる構造材料データシートの発行を進めています。これまで30年以上の長期間にわたり発行しているクリープ疲労のデータシートに加え,腐食宇宙関連材料のデータシートの作成を新たに開始しました。構造材料データシートの作成には計画立案から試験の実施,データ解析と整理,そしてデータシートの発行まで長い年月を必要とします。とくにクリープと腐食では20〜30年に及ぶ極めて長時間の特性データが必要とされていることから,社会のニーズに対応した長期展望を明確に設定し,データシート作成計画を立案することが重要です。

  そこで当ステーションでは,今後の構造材料データシートを担う若手職員を中心として,平成15年8月より以下の項目を中心に検討を行ってきました。

  ・構造材料データシートのニーズ

  ・構造材料データシートの意義と目的

  ・今後30年程度を見通した長期展望

  ・次期中期計画(平成18〜22年度)における構造材料データシートの位置付け

  上記の検討と併行して,『NIMS材料データシート活動に関する調査』を日本機械学会に委託して,構造材料データシートの今後の展開に対するユーザーからの要望等の把握に努めました。得られた検討結果につきましては,外部委員を中心とした各データシート検討会やデータシート懇談会でご審議頂きました。この度,約10ヶ月に及ぶこれらの検討結果を『構造材料データシートの将来構想』として取りまとめました。報告書概要はPDF版でご覧いただけますが,報告書の残部が多少ございますので,ご興味のある方は下記の問合せ先まで御連絡下さい。

 ○構造材料データシート将来計画委員会報告書

   『構造材料データシートの将来構想』

   報告書概要はPDF版でご覧頂けます。

 ○平成15年度 独立行政法人 物質・材料研究機構委託調査研究報告書

   『NIMS材料データシート活動に関する調査』

   (NIMS材料データシートの有効活用促進と高付加価値化に関する提言)

   (社)日本機械学会 技術開発支援センター

   報告書概要はPDF版でご覧頂けます。


《問合せ先》
 独立行政法人 物質・材料研究機構
 材料基盤情報ステーション クリープ研究グループ
 木村 一弘 kimura.kazuhiro@nims.go.jp