平成13年度:
化学組成の同じSM490相当鋼(0.15C-0.4Si-1.5Mn)よりフェライト粒径の異なる3種類の フェライト-パーライト鋼(3.6, 9.8, 46.2 mm)を作製し,温度とひずみ速度を変え 引張試験を行った. これらの結果を整理した結果, 微細化,温度低下により強度は増大し,伸びはほとんど変化しないことが 明らかとなった.
図 3種類のフェライト-パーライト鋼の77, 296 Kにおける応力-ひずみ曲線 一般に,温度低下とひずみ速度上昇は等価と言われている.そうであれば, 77 Kにおいて得られた結果と同様のことが高速変形時についても期待できる.