2.(1) 凝固冷却速度を変化させた場合の凝固組織変化

急冷凝固を利用した不純物分散無害化

平成12年度の成果

不純物Pを含有する150mm幅×2mm厚(15kg)のストリップ鋳片を創製しPの含有量増加によりγ粒径及びα粒径共に小さくなる知見を得た。

平成13年度:

1) 不純物P含有鋼の凝固現象の解明



広幅600mmストリップ創製試験
(三菱重工・広島設備利用)




鋳片中のP偏析状態(CMA)


2) ストリップ鋳片を再加熱圧延し,機械的性質について調査


 不純物Pは急冷凝固により微細に分散する。

急冷凝固させた高P低炭素鋼の再加熱圧延では
強度/延性バランスが向上する。

急冷凝固+新制御圧延技術の利用

再生材の目標である従来材の1.5倍の強度を得る可能性