不純物利用技術、鋳造組織制御技術に向けた基礎研究設備
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(1) 粒子分散制御装置
電磁気力を利用して金属を浮かせたまま、溶かすことができます。(鉄だと7kgまで可能です。) したがって、容器の耐火性とか不純物の混入などの心配がありません。
(2) 組織制御溶解装置
溶かして、固めてと一貫したプロセスをシミュレートすることができる優れものの装置です。各プロセスの条件を色々変えてどんな影響を及ぼすか、調べることができます。
(3) 凝固速度制御装置
一定の温度勾配と凝固速度のもとで溶鋼を一方向凝固させ、凝固パスや偏析などの特性を調べます。
(4) 凝固組織変化解析装置
鋼の変態挙動をリアルタイムに観察します。900℃以下の固相変態はもちろん、1500℃以上の凝固の観察まで可能です。
(5) 不純物分散形成評価装置
溶解、鋳造から加工熱処理までのプロセスにおける組織変化を系統的に調べることができます。