評価する 画期的な機械的性質の実現に向けた基礎研究設備
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(1) 結晶粒変形追尾装置
試料に電子線をあて、回折パターンを連続的に取り込んでコンピューターで処理することにより、結晶構造を調べることができます。また、同時にエネルギー分散型X線分析装置を使って組成もわかります。
(2) ナノ粒界解析装置
カンチレバーと試料の間の原子間力を利用してナノレベルの観察ができます。SEMの低倍率観察と組み合わせることにより、特定の場所をねらって観察できます。
ここでは、特別に開発し特許を取得したカンチレバーを使っています。
(3) 表面きず検出装置
電磁気を利用して、鋼板の表面の傷を検出します。
材料を磁化する方法と、二通りの検出方法があります。
(4) 回転磁界探傷試験システム
電磁石によって回転磁界を発生させ、それを利用して試料を磁化し、鋼板表面の全方向の傷を検出することができます。
(5) 超音波疲労試験機
従来の試験では3年かかった疲労試験が、この装置を使うと1週間でできます。その秘密は、20kHzという繰り返し速度にあります。
(6) 引張試験機
試料に一定の速度で引張変形を加える装置です。
アルコールや液体窒素を使って常温以下の条件下でも試験ができます。これには2種類あり、目的とする歪みによって使い分けています。