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典型的な誘電体セラミックスを革新的水素材料に変換

-固体燃料電池の電極材料としての応用が期待-

2012.04.16
(2012.04.18 更新)

辻本 吉廣 ( ICYS-MANA研究員 )
松下 能孝 ( NIMS 主幹エンジニア )

辻本吉廣 博士らは、京都大学工学研究科の陰山洋 教授らと共同で、半世紀以上前から半導体産業を支えてきた誘電体セラミックス材料チタン酸バリウムが、大量の水素を取り込む能力があることを発見した。400度程度の低温で水素が結晶内を動き回る能力を持ち、かつ電気伝導性を有することから、中低温動作固体燃料電池の電極材料としての応用が期待される。

図1 強誘電体として知られるチタン酸バリウムBaTiO3を低温合成によって、酸素の20%を水素に変換できる。




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