1. ホーム
  2. > ニュース
  3. > ナノスケール・原子スケール材料の中のプラズモン…

プレスリリースプレスリリース

ナノスケール・原子スケール材料の中のプラズモン

2011.01.11
(2011.01.12 更新)

長尾 忠昭 ( 独立研究者 )
ハン グイ ( MANAリサーチ・アソシエイト )
ホアン チュン ヴ ( JSPS外国人特別研究員 )
ウィ チョンサブ ( MANA-ICYS研究員 )
ハイデルベルグ大学、バスク州立大学

プラズモンはナノ材料やデバイスの中での電磁波(光)を制御するための鍵を握る重要な現象であり、プラズモニクスの基礎をなす。著者らは、バルク・表面プラズモン研究の歴史を含め、ナノスケールから原子スケールの材料におけるプラズモン、その物理特性や応用に関する最新の結果を詳細な解説記事として纏めた。

図1 (a) EELS法を用いた最初のプラズモン分散の測定(渡辺宏、1955年)。∆kは電子の運動量変化(励起するプラズモンの運動量qに等しい)。(b)様々な次元性を持つ金属材料の反射EELS測定の模式図と、それぞれの次元におけるプラズモニックバンドの模式図



図2 (a,b) 製作したナノロッドアレーの例。 (c) Auナノロッドからの透過スペクトル。ロッドの長軸に対して平行方向の偏光(赤)、垂直な偏光(黒)を入射したスペクトル。ロッドの長さは1520 nm、幅・高さともに100 nm。1230 cm-1に、ナノロッドのプラズモン共鳴により増強されたSiO2膜(厚さ3 nm)のフォノンのシグナルが観測できる






ニュース