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MANAについて

運営室 室長メッセージ

MANA運営室 室長 若山 裕

企業務めからキャリアをスタートし、その後国内外でポスドクを経験した後、この研究所に着任したのが1999年のことでした。程なくしてNIMSが発足して、その後世界トップレベルの材料研究機関としての地位を確立していく過程をリアルタイムで体験することができました。国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(WPI-MANA)にメンバー入りしたのは2011年4月からで、WPI-MANAが設立されて4年が経過していた時です。それ以降、10年以上にわたり中堅研究者として自らの研究に集中できる環境に恵まれました。

 今から30年近く前、企業務めからアカデミアの世界に移ったときのことです。師と仰ぐ人から「これからは自分の研究を広く世界に問うことになる。その幸せを知りなさい」と言われました。以来、自己満足に陥ることなく常に他者に評価を仰がなければならない、そのための媒体として論文がある、そう信じてこれまでの研究に取り組んできました。逆に言うとあくまでも論文は評価を仰ぐための媒体でしかなく、目的ではありません。そんな世界共通のルールの中で年齢も国籍も関係なくオープンな環境で研究をできるMANAという組織に在籍させてもらえたことに感謝しています。その後月日が経つとともに、グループリーダー・副拠点長・事務部門長を仰せつかり、2023年4月からは運営室長の職に就いたところです。そろそろ自分だけでなく(自分も含めて!)若手が研究に没頭できる環境を整える役割を担うのには程よい頃です。そんな思いで運営室長の仕事に取り組んでいる次第です。(2023年5月)

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