超高速分光研究室
コヒーレント面内伸縮の振動数が時間とともに変動することを見いだした。振動数は光励起直後に急激に増加し、その後ピコ秒の時間スケールで平衡値に戻る。初期の高振動数シフトは、電子系と格子系の結合の急激な弱まり、すなわちBorn-Oppenheimer近似の破綻の現れである。
グラファイトのピコ秒(ps)スケールの反射率変化は、2つの異なる周期で変調を受けている。速い変調は0.021 ps周期の面内C-C伸縮、遅い変調は周期0.77 psの面間ずれ振動である。どちらのコヒーレント光学フォノンも瞬間的誘導ラマン散乱によって生成する。