NIMS NOW


機構の動き

タイ国立科学技術開発機構(NSTDA)長官がNIMS来訪
 平成18年11月14日、タイ国立科学技術開発機構National Science and Technology Development Agency(NSTDA)長官のDr. Sakarindr BhumiratanaがNIMSをご訪問されました。NSTDAはタイ科学技術省に所属し、4つの国立研究所、遺伝子工学・バイオテクノロジーセンター(BIOTEC)、金属・材料技術センター(MTEC)、電子・コンピュータ技術センター(NECTEC)、ナノテクノロジーセンター(NANOTEC)を擁しています。長官は岸理事長とご懇談し、両国の科学技術政策およびNSTDAとNIMSの連携促進に関する情報・意見交換を行いました。また、腐食、金属疲労、生体材料、超微細構造解析などの研究グループをご視察されました。特に腐食研究に関しては、MTECとNIMSはMOUを結び共同研究を開始します。
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Dr. Sakarindr(右)と岸理事長.

第2回つくば国際コーティングシンポジウムを開催
 平成18年11月1、2日、第2回つくば国際コーティングシンポジウムが、NIMSコーティング・複合材料センターと産業技術総合研究所の共催により、千現地区第一会議室において行われました。
 講演は「硬質耐摩耗コーティング」、「耐熱コーティング」、「新しいコーティングおよびプロセス」、「コーティング形成の基礎」のセッションに大きく分類され、海外からの招待3件を含む合計32件の講演が行われました。それぞれのセッションにおいては世界トップレベルの研究者による研究・技術開発の最新動向が紹介されました。参加者の人数は二日間で合計200名を越え、すべての講演において、設定時間を超過しての質疑応答が行われるなど、終始充実した内容となるとともに、「コーティング」についての多面的な関心の高さがうかがわれました。
 2日目の夕方には、NIMSにおける超耐熱材料関連やコーティング関連の研究施設および研究内容についての紹介を行い、複数のグループに分かれた参加者が熱心に見学を行いました。
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第2回国際コーティングシンポジウムにおける質疑応答.

第4回日本-スウェーデンバイオナノテクノロジーワークショップをNIMSで開催
  平成18年11月13〜15日、第4回日本-スウェーデンバイオナノテクノロジーワークショップが当機構の千現第一会議室で開催されました。
 このワークショップは、文部科学省とスウェーデン戦略研究財団(Swedish Foundation for Strategic Research)の共催によるもので、これまでにスウェーデンと日本で交互に行われており、今回は第4回目になります。
 日本から相澤益男東京工業大学長、スウェーデンからルンド大学の Thomas Laurell 教授などバイオナノの著名な研究者が出席し、ナノバイオエレクトロニクス、細胞とバイオ分子のチップでのマニピュレーションと分析、バイオ医療応用、バイオテクノロジーのためのナノサイエンスとナノ材料、など7セッションでの講演、および日本側8名の若手研究者によるポスター発表など35件の最新の研究が発表され、活発な議論が行われました。また、15日にはNIMSのナノ、バイオ関連のラボツアーが行われました。
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ワークショップの様子.


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