NIMS NOW


機構の動き

スウェーデンのルント大学とMOUを調印
 平成18年6月29日、量子ドットセンターは、スウェーデンのルント大学工学部(LTH)とMOU(覚書)を調印しました。LTHでは、エアロゾルを用いる半導体ナノ構造の独創的な作製手法を中心に、優れた研究・開発を進めています。量子ドットに代表される半導体ナノ構造の創製と特性評価に関する共同研究を手始めに、両機関は半導体ナノ構造材料の分野において、研究者交流、研究情報交換、共同研究などを推進する予定です。
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左からジェンソン工学部長、ディパート教授、小口センター長、
黒田主任研究員、迫田グループリーダー.

ロールス・ロイス社との超耐熱合金の共同研究を開始
 NIMSは、ロールス・ロイス社とガスタービン向け超耐熱合金の共同研究を行う複数年契約に合意しました。この契約に基づき、NIMS千現地区内に、「ロールス・ロイス航空宇宙材料研究センター」を開設、2006年6月30日に開所式を執り行いました。式典の後、会場を東京へ移してレセプションを開催しました。
 ロールス・ロイス社の連携ラボは、英国はもとより、EU諸国、米国に広がっていますが、日本ではNIMSが初めてです。また、NIMSにとっては外資企業との初めての共同事業例です。
 今年は、1956年にNIMSの前身である金属材料技術研究所(NRIM)が設立されてから50年目にあたる記念すべき年であり、この事業はNIMSにとって画期的なイベントとなりました。
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開所式の様子.

第4回NIMS-マックスプランクワークショップ開催
 平成18年7月6日〜7日に物質・材料研究機構の並木地区、共同研究棟セミナー室にて第4回NIMS-マックスプランクワークショップを開催しました。
  このワークショップは、マックスプランク研究所 金属研究所(Stuttgart)との包括研究協定に基づくもので、今回が4回目です。今回のワークショップのテーマは「これまでの研究成果の報告と今後の共同研究へシーズ」であり、これまで2つの研究機関でなされてきた共同研究の成果を発表し、その有効性を確認すると同時に、今後の共同研究のシーズを探るための研究紹介を行いました。発表は物質・材料研究機構側から10件、マックスプランク研究所側から8件、参加者は2日間で32名でした。毎年交互にそれぞれの研究機関を訪問してのワークショップですが、双方の研究機関の特徴を生かしたNIMS-MPIならではの研究も報告され、確実に共同研究の成果が生まれているとの印象でした。また、ワークショップ会期中の研究室訪問を通じて、実験や研究に関する関係者の理解がより深まりました。来年は7月5、6日にドイツで開催する予定です。
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ワークショップ参加者の集合写真.


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