NIMS NOW


機構の動き

インドのべロール工科大学とMOUを調印
 平成18年2月24日、生体材料研究センターは、インドのべロール工科大学(VIT)とMOU(覚書)を調印しました。VITは1984年に設立された新しい大学ですが、インド南部のバンガロールとチェンナイの中間に位置し、多くの優秀なバイオ技術者やIT技術者を輩出しています。両機関は、生体材料の分野において研究者交流、研究情報交換、共同研究などを推進する予定です。
左から花方主席研究員、内田ディレクター、野田理事、田中センター長、ヴィスワナサン学長、サンパス副学長、セツマドハヴェン教授.

若手研究者ワークショップを開催
 平成18年2月27日から3月1日にかけて、世界14カ国から新進気鋭の若手研究者を招き、先端材料フォーラム(IAMF)が三島にて開催されました。昨年夏に、NIMSは世界材料研究所フォーラム(WMRIF)を開催しましたが、IAMFは、WMRIFで提起された世界規模の若手材料研究者育成という課題に対応する形で計画されたものです。
NIMS研究者とICYSフェローに加えて、著名研究者数名と、WMRIF参加14機関とNIMSの姉妹機関であるカリフォルニア大学サンタバーバラ校からの推薦者を合わせて、総勢63名が参加しました。3日間にわたる口頭発表とポスターセッションを通して、ナノ材料、生体材料等のさまざまな材料に関わる研究トピックスについて活発な議論が交されました。
若手研究者ワークショップ参加者.

第4回NIMSコンファレンスを開催
 NIMSは、平成18年3月8日から10日までの3日間、つくば国際会議場「エポカルつくば」において、「半導体ナノ構造における光子過程」をテーマに第4回NIMSコンファレンスを開催しました。半導体ナノ構造、とりわけナノの精度で構造が制御されたフォトニック結晶、量子ドット、あるいはこれらの結合体は、光通信技術、量子情報処理技術におけるコア材料としてその将来性に大きな期待がかかっており、現在多くの研究が進められています。このコンファレンスは、この分野で世界をリードしている研究者による相互の議論を通して、今後の研究の発展に資することを目的としました。
NIMSコンファレンスの様子.
東京大学の榊教授およびUCLAのヤブロノビッチ教授による基調講演に続いて、世界8カ国から26名の招待講演とNIMS研究者による講演およびポスター発表が行なわれました。会議の参加者は講演者を含めて200名を超え、最新の研究成果に対して活発な議論が交わされました。


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