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機構の動き

スイス連邦材料試験研究所とMOUを調印
 平成18年1月18日、材料研究所は、スイス連邦材料試験研究所(EMPA)と鉄系形状記憶合金を用いたスマート材料・構造の開発に関するMOU(覚書)を調印しました。材料試験所として設立以来126年の歴史を誇るEMPAは、材料工学分野における世界の中核的研究機関の一つです。今回調印した覚書はスマート材料分野における国際協力について定めたもので、形状記憶合金を用いたスマート複合材料に関する共同研究を端緒として、研究者の相互交流や情報交換を推進する予定です。

シュプリンガー・フェアラーク社とMOUを調印
 平成18年1月18日、材料基盤情報ステーションは、ドイツのシュプリンガー・フェアラーク社と材料データベースの相互リンクと情報交換に関する研究協力についてMOU(覚書)を調印しました。NIMSのクリープデーターシートオンライン版とSpringerLinkのクリープデータブックが相互リンクの設定を行います。シュプリンガー・フェアラーク社は、総合科学出版社で1997年にSpringerLinkという電子配信サービスを開始し、2006年1月現在,2500点の書籍と1250点の学術雑誌は、インターネットでアクセスできます。NIMS物質・材料データベースとSpringerLinkが連携することにより研究者に提供する情報が飛躍的に増大することが期待できます。
八木ステーション長と握手するペルシュケ博士.

ルール大学(ドイツ)とMOUを調印
 平成18年1月20日、材料研究所は、ドイツのルール大学の材料工学科と、研究協力に関するMOU(覚書)を調印しました。形状記憶合金に関する分野で、研究者の交流、研究情報の交換、共同研究の推進などを行う予定です。ルール大学は国内の数機関から成る形状記憶合金センターを運営しており、基礎から応用に至る活発な研究活動を行っています。また、研究者の交流も盛んで、世界中の研究機関から研究者が訪れ、欧州における情報交換の拠点としての役割も果たしています。当研究機構からも既に4人の研究者が滞在しました。当面は形状記憶合金薄膜の共同研究を行う予定ですが、将来はより広い領域での協力関係に発展させていきたいと考えています。
ルール大学学長のWagner博士(中央)、
形状記憶合金センター長のEggeler教授(右端)と
石田主席研究員(左端).


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