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機構の動き

ヘルムト・シュミット大学とMOUを調印
 平成17年10月5日、材料研究所は、ドイツ・ハンブルクのヘルムト・シュミット大学と新しい溶射技術に関する研究協力についてMOU(覚書)を調印しました。ヘルムト・シュミット大学は、コールドスプレー技術で世界をリードしており、これまで材料研究所の溶射工学グループとの間で研究者の交換滞在などを通じて協力関係を構築してきました。今回のMOU締結により、両機関は超音速流体を用いる粒子衝突・積層の分野について、研究者の交流、研究情報の交換や国際共同研究プロジェクトの推進などを行う予定です。

カリフォルニア・ナノシステム研究所とMOUを調印
 平成17年12月13日、ナノマテリアル研究所は、カリフォルニア・ナノシステム研究所(CNSI)と研究協力のためのMOUを調印しました。CNSIは、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)と同サンタバーバラ校(UCSB)がカリフォルニア州の支援を得て設立した研究所で、ナノサイエンスおよびナノテクノロジーに関して新しい研究展開をしようとしています。今後、研究者の交流と情報の交換を積極的に進め、新しい原子・分子デバイスの開拓やナノスケールでのX線分光分析法の開発などを行ないます。また、バイオナノテクノロジーの分野での協力も視野に入れています。
青野所長と握手するジムチェウスキー教授.

フェルミ国立加速器研究所とMOUを調印
 平成17年12月16日、超伝導材料研究センター(SMC)は、アメリカのフェルミ国立加速器研究所(FNAL)と「次世代高エネルギー粒子加速器用超伝導ケーブルの開発」に関する研究協力に関するMOU(覚書)を調印しました。両機関は、加速器用超伝導マグネットのための新しいラザフォードケーブルに関する基礎研究に関して、研究者の交流、研究情報の交換、共同研究の推進を行う予定です。FNALは、テバトロン加速器を保有した世界有数の高エネルギー物理に関する研究所であり、加速器用超伝導マグネットに関する最先端の研究開発が活発に行われています。今回のMOUの締結により、SMCで開発中のNb3AlやNb3Sn超伝導線材の実用化が加速することが期待されます。
FNALのラム部門長(右)とSMCの菊池主幹研究員.


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