NIMS NOW


機構の動き

テキサス大学ダラス校とMOUを調印
 平成17年7月19日、ナノマテリアル研究所は、アメリカのテキサス大学ダラス校(UTD)ナノテク研究所と研究協力に関する MOU(覚書)を調印しました。両機関は、コンビナトリアル材料研究とマテリアルインフォマティックスに関する分野で、研究者の交流、研究情報の交換、共同研究の推進などを行なう予定です。UTDは、地元企業などの支援で進めている電子材料開発や有機分子を使ったナノ材料研究で大きな成果を上げています。最近、これらの材料研究に関する新研究棟を完成させ、今後、この施設を利用した研究成果が期待されます。
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左から 清水氏(UTD)、 Zakhidov教授(UTDナノテク研究所副所長)、 知京ディレクター(ナノマテリアル研究所)、 鯉沼理事.

米国ロスアラモス国立研究所とMOUを調印
 平成17年8月15日、材料研究所はアメリカのロスアラモス国立研究所(LANL)とフェロイク材料の研究協力に関する覚書(MOU)を調印しました。LANLは著名な科学者を輩出している研究所で、その理論研究部は理論物理から応用数学、化学、バイオに至る幅広い分野にわたって、基礎理論と応用の融合を目指した研究を進めています。フェロイク材料は、形状記憶合金や強誘電体材料などのスマート材料の総称です。今回の合意により、材料研究所における実験的なアプローチとLANL理論研究部の理論的なアプローチを組み合わせることによって、フェロイク材料の新しい展開が期待されます。

ポーランドとワークショップを開催
 平成17年10月12日から14日にかけ、ポーランドの核化学研究所(INCT)において、「21世紀における持続可能な発展のための材料」をテーマに、第2回日本・ポーランド材料ワークショップが開催されました。昨年NIMSのエコマテリアル研究センターがINCTと研究協力に関する覚書に調印したのを機会に企画されたものです。日本側からNIMSの9件を含む11件の講演と、ポーランド側からはINCT のほかワルシャワ工科大学、ヤギェウォ大学などから14件の講演があり、活発な議論が交わされました。閉会に際しては、資源循環型社会の創製のための今後の研究協力関係、継続的ワークショップの開催が検討されました。次回は、会場を日本に移して開催する予定です。
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ワークショップ講演者.


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