NIMS NOW


機構の動き

カレル大学(チェコ)とMOUを調印
 平成17年7月22日、ナノマテリアル研究所(NML)とエコマテリアル研究センター(EMC)は、チェコのカレル大学の数学物理学部と「ナノスケール反応システムの設計」に関する国際共同研究の覚書(MOU)を調印しました。カレル大学は1348年に創立され、中央ヨーロッパ最古の歴史と伝統を有する名門大学として知られています。カレル大学は、10年ほど前からNMLと表面科学に関する共同研究を行っていましたが、平成14年2月にNIMSと国際連携大学院協定を結び、博士課程の学生5人を毎年NIMSに送っています。これを機に両機関の研究交流が活発化しており、このたびEMCを組み込んで基礎から応用まで一貫した共同研究を行うことになったものです。
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調印式にて. 中央はカレル大学のマトリン教授.

第2回日英ナノテクノロジー・サマースクールを開催
 平成17年7月11日から15日まで、イギリスのケンブリッジ大学で第2回NIMS-IRCナノテクノロジー・サマースクールが開催されました。IRCは、ケンブリッジ、ロンドン、ブリストルの3大学が行っているナノテクノロジー分野の分野横断型共同研究グループを指します。イギリスからはIRCで研究を行っている学生18名、NIMSからはNIMS内で研究を行っている学生17名が参加し、最新の研究成果発表と活発な討論を行いましたが、学術的な面でも発表技術の面でも、昨年より大きな進歩が見られました。なお、中谷真人君が、NIMSの最優秀発表者に与えられるWelland賞を受賞しました。参加した学生は、スクールのほか、ボウリング、サッカー、川下り(パンティング)などを通じて親交を深めました。第3回は来夏にNIMSで開催する予定です。
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IRCナノサイエンスセンター前で.
中央はセンター長のウェランド教授.

つくばフェスタin秋葉原に出展
 平成17年7月23日に、秋葉原ダイビルにおいて、8月24日に開通するつくばエクスプレス関連イベントとしてつくばフェスタin秋葉原が開催され、NIMSも出展を行いました。会場では、つくば地区の研究機関等の紹介だけではなく、つくば名産品のブースなどつくば全体の紹介イベントが数多く行われ、NIMSやつくばに関心を持っている方々が多数来場され、各ブースを興味深く回っていました。NIMSもインターネット電子顕微鏡を出展しましたが、来場者に好評で、電子顕微鏡が設置されているつくば地区に関する質問も多数いただきました。つくばエクスプレス開通によりNIMSおよびつくば地区がより活性化し、NIMSを訪問していただける機会が増えることを期待させるイベントでした。
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NIMSブースの様子.


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