NIMS NOW


機構の動き

韓国科学技術院と包括的研究協力協定を締結
 平成17年6月8日、NIMSは韓国科学技術院(KAIST)と包括的な研究協力に関する協定を締結しました。KAISTは、韓国科学技術省が一流研究者の育成などを目的にして設立した研究型大学です。昨年8月よりノーベル物理学賞受賞者のラフリン教授(スタンフォード大学)を新学長として迎え、さらなる発展を期しています。KAISTはナノテクノロジーに関する研究にも力を注いでおり、2001年にはKAIST ナノ研究所を設立しているほか、2004年末には最先端のナノファブリケーション装置をそろえた共同利用施設を竣工し、韓国の大学・研究機関に開放しています。今後、ナノテクノロジーを中心とする物質・材料研究分野の広い範囲で、両機関の提携を強固なものにしていく必要があると双方が判断したことから、今回の包括協定の締結に至りました。
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調印後に握手する洪教授(材料科学工学部長)と岸理事長.

チェコ科学技術視察団ご訪問
 平成17年5月25日、コラージュ文部副大臣、パチェス科学アカデミー会長らチェコ共和国の科学技術視察団のご一行がNIMSを訪問されました。ご一行は前日に東京で開催されたチェコ科学技術デーに出席するために来日されたのを機会に、NIMSまで足を運ばれたものです。岸理事長からNIMSの概況について説明を受けたのち、非酸化物セラミックス、ナノ材料、ナノエレクトロニクスの研究室を熱心にご視察されました。NIMSはプラハのカレル大学と国際連携大学院を3年前から運営しており、毎年カレル大学博士課程の学生5名を受け入れています。このプログラムを軸としてNIMSとチェコの研究交流は着実に進展しており、今後もさらに協力関係を深めることで両者は合意しました。
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中山ディレクターの説明を受けるコラージュ文部副大臣.

南アフリカ共和国大臣が来訪
 平成17年6月3日、南アフリカ共和国のマンゲナ科学技術大臣とングバネ大使がNIMSに来訪されました。NIMSは、南アフリカの2つの研究機関と超合金に関する共同研究を行うことで昨年5月に合意し覚書を交わして以来、人材交流と共同研究を活発に行ってきています。当日は、NIMSの概況について説明をお聞きになったのち、今後の研究協力について岸理事長と会談されました。その後、超耐熱材料と生体材料の研究現場をご視察されました。
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原田ディレクターから超耐熱材料の
説明を受けるマンゲナ大臣.


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